米Apple社の中国を含む大中華圏での業績が思わしくないのはここ数期の財務レポートから明らかです。直営店Apple Storeの出店ペースも、昨年までの怒濤の出店からみれば今年はだいぶ落ち着いているようにみえます。ただ、もちろんAppleの中国での直営店展開の歩みは止まったわけではありません。
Weibo(中国版Twitter)ユーザ@超基马力からのリークによれば、Appleは中国浙江省の沿岸都市、寧波市(ニンポー、Ningbo)に初めての直営店をオープンする予定で、月末には開店するのではないかとのことです。
実は昨年9月には、寧波に初めてのApple Storeがオープンするのではないかという噂が流れたことがありました。当時の情報では既にAppleは場所の選定を終えており、開店に必要な登記などの手続きを進めているとのことでした。そして最近、寧波のショッピングセンター、天一広場のApple直営店予定地の一部の外部建築部分が覆われて解体作業が既に終わっており、内装作業が現在は最終段階に入っていて、8月末オープンは問題ないレベルだという情報がありました。
「Apple Ningbo(寧波)」は、寧波市内の天一広場6号門II-a地区の、1〜4階を借り切っているとされています。4階もいっぺんにぶち抜きで借り切っているということは、店舗面積でいえば同店は中国国内でもトップクラスになるとされており、推定面積は3700㎡を超えるとされています。またAppleは既にこの店舗での従業員の募集を開始しています。
Appleはほどなく、このApple 寧波天一広場店について正式なオープン時期の正式な案内を出すのではないかとみられています。
小龍個人的には、寧波は思い入れのある都市です。というのも、前職で建築金物の調達や生産管理などを担当していた時期に、メインの工場が寧波郊外にあり、しょっちゅう上海から通っていたからです。天一広場にも行ったことがあります。
海鮮の味付けが非常に薄く、また他の料理も日本人の舌に合っていたのを思い出します。。ってちょっと脱線してしまいましたが、人もみな柔らかく、やはり食べ物の質が人間の考え方や文化に影響してくるのだなあと感じたことを思い出します。
そして経済的に見れば、私は2000年頃から10数年寧波に行っていたのですが、特にここ数年での寧波市内の発展には目を見張るものがあります。もともと遣唐使がたどり着く港でもあった寧波。そして半端なマーケティングで直営店を出すことはないApple。Appleが直営店を出すかどうかということが、中国の都市に本当の価値があるかどうかのバロメーターになっているような気がします。これで寧波の不動産の投資価値がまた上がるかもしれませんね。笑
記事は以上です。
(記事情報元:WeiPhone)