Apple、macOS 10.13.2追加アップデートをリリース。重大なCPUのセキュリティホール”Meltdown”のパッチ

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macOS High Sierra 10.13.2

Appleは本日2018年1月9日未明、macOS High Sierra 10.13.2追加アップデートをリリースしました。

バージョンが変わらず追加アップデートとなった理由は、このアップデートが重大なCPUのセキュリティホール”Meltdown”の緊急セキュリティパッチであることを意味しています。

macOS High Sierra 10.13.2追加アップデートリリースノート

macOS High Sierra 10.13.2追加アップデート

macOS High Sierra 10.13.2追加アップデートにはセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、Webサイトを確認して下さい。

https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

AppleのMac App Storeより引用

 

重大なCPUのセキュリティホール”Meltdown”を修正

先日から話題になっていた、ここ15年で販売されたインテル(Intel)のチップ全てに存在するという重大なセキュリティホール”Meltdown”。AppleのMacもインテルのCoreシリーズチップを採用しているため、Macもその対象になることはAppleの公式声明でも明らかになっています。

AppleはmacOS Sierra 10.13.2で既に一部の”Meltdown”セキュリティホールをパッチしていましたが、今回の追加アップデートで更に進んだ修正がなされたものと思われます。

“Meltdown”セキュリティホールを利用されると、本来特権がないとアクセスできないカーネルメモリにアクセス可能となってしまい、内部に保存されているプライベートなデータを盗まれてしまう可能性があります。そのため、すべてのユーザにアップデートが推奨されています。

当ブログとしても、Macユーザの方全てにmacOS High Sierra 10.13.2追加アップデートの適用をお勧めします。

 

追加アップデートの適用でスピードダウンするかどうかは検証が必要

過去の情報では、上記の”Meltdown”と、インテル以外のチップに存在する”Spectre”の2つのセキュリティホールのパッチを適用すると、CPUの速度が落ちてデバイス全体のパフォーマンスが低下するという情報がありました。

今回のmacOS High Sierra 10.13.2追加アップデートの修正では果たしてMacのスピードが落ちるのかどうかは検証が必要かもしれません(Appleとしては、macOS High Sierra 10.13.2で一部のパッチを適用しているとしていて、それはスピードダウンには繋がっていません)。当方でも実際に既に手持ちのMacBook Proをアップデートしていますので、暫く使って検証してみたいと思います(半日使った限りは特に性能低下は感じません)。

 

macOS High Sierra 10.13.2追加アップデートはOTAで可能

macOS High Sierra 10.13.2追加アップデートは、Mac App Store(メニューバーのAppleロゴマーク>App Store…をクリック)のアップデートタグから適用が可能です。

私の場合、MacBook Proで143MBでした。アップデートにはダウンロードの時間を除いても15分程度かかりますので、余裕を持ってアップデートをするようにしましょう。

記事は以上です。

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