以下はBusiness Insiderの少々古い記事による。
Appleのデザイナーが1年近くも時間をかけてApple Watchのタプティック・エンジン(Taptic Engine)による振動機能を改良し、腕の上に着けていても通知を逃さないようにした。しかしあなたは知っているだろうか?見たり聞いたりすると非常に簡単に見えるこの振動機能も、当初は実はあの有名な映画のあの道具からインスピレーションを得ていたことを(言わなくても以下の画像を見ればわかるよね)。
AP Photo/Marcio Jose Sanchez/Andrew Guyton/Flickr (CC)
Apple Watchのタプティック・エンジンの多彩な振動
ユーザの身体に”クリック感”を感じさせるために、Apple Watchは特別にタプティック・エンジンを搭載し、各種の通知を様々なレベルや振れ幅の振動に分けて伝えるようになっている。Appleのテクノロジー部門の副総裁ケヴィン・リンチ(Kevin Lynch)は、「私はこれは必要だと思っています。振動が強すぎると人はとても嫌な気持ちになるし、軽すぎると何も感じないのです。振動機能そのものを腕時計にデザインすることそのものが間違いだと感じるような人さえいますが」と述べている。
Appleが当初Apple Watchをデザインしたときに、多くの振動を試したという。また更に数多くの音をサンプリングし、これらをタプティック・エンジンテクノロジーによって特殊な振動に変えるための参考データとしたとのこと。Appleはこれまで鐘の音、鳥の鳴き声、そしてスター・ウォーズのジェダイの騎士が使う架空の武器”ライトセイバー”を振りかざすあの音まで、最高の振動効果を得ようと必死になっていたという。
Appleとスター・ウォーズの意外な縁
実際、Appleは過去にもスターウォーズとは縁がある。デザイン部門のトップ、ジョニー・アイブ(Jony Ive)がニューヨークで開かれたパーティーで、2015年12月公開予定のスターウォーズ最新作『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』の監督であるJ.J.エイブラムス(J.J.Abrams)の隣に座ったときに、非常に話が盛り上がり、ジョニー・アイブはJ.J.エイブラムスに対して、スター・ウォーズの最新作のために多くの専門的な助言をしたという。特にあの予告編に出てきたシスが使う十字架型のライトセイバーの縁の形状なども、ジョニー・アイブによる助言によってより禍々しいものになったらしい。
画蛇添足 one more thing
肝心のApple Watchのタプティック・エンジンの振動は・・・
正直、スター・ウォーズのライトセイバーほどの切れ味はないような気がするけども。
これまでのスター・ウォーズをおさらいしたい人はこちら。
記事は以上。
(記事情報元:Business Insider Singapore)