新しい12インチのRetina MacBookはあなたにどんな感覚を与えただろうか?Apple(アップル)のCEO、ティム・クック(Tim Cook)の発表イベントでの言葉を借りれば、「その存在すらも感じない」かもしれない。
軽くて薄い以外にも、12インチRetina MacBookが採用しているのはMacBook Airと同じ流線型デザインだ。外観が似ているため、Retina MacBookとMacBook AirはあまりAppleに詳しくない多くの消費者に混乱をもたらしている可能性もある。
台湾のメディアによると、Retina MacBookが登場することで、従来のRetinaディスプレイではないMacBook Airの製品ラインナップは生産停止になるという情報がまことしやかに流れていた。少なくとも、11インチは。
MacBook Air 11インチが来年生産中止になるかも
結果としては上記のニュース通りにはならなかったのは皆さんご存じの通り。
しかしここにきてまた新しいニュースが飛び込んできた。とあるAppleのサプライチェーンからここ数日流れてきた情報として、11インチMacBook Airが来年には生産停止となるという。その理由として、全体的なスペックとして新しいRetina MacBookは従来のMacBook Airにかなわず、両者は外見が似ているのに価格差が大きく(Retina MacBookの方が高い)、そうなるとRetina MacBookの売れ行きはあまり芳しいものとはならないため、AppleはMacBook Airの方を切り捨てるからだとされている。
MacBook Air 13インチもいずれ。。MacBook Airラインナップが消滅か?
更に、Appleのサプライチェーンからの情報によれば、Retina MacBookは初代の製品としてスペックは低く抑えられているが、それは同時に今後大きく性能アップが図られる可能性があるということだ。そうなるとますます従来のMacBook Airとの衝突が大きくなるのは目に見えている。そうなった場合は、Appleは11インチだけではなく、13インチのMacBook Airも廃止される可能性もあるという。
あなたはRetina MacBookがお好き?それともMacBook Airがお好き?
画蛇添足 One More Thing
Retina MacBookは、Retinaディスプレイを搭載しており、感圧トラックパッドやバタフライ構造のキーボードなど、新しいテクノロジーを満載したことで薄く軽く作られていて、ファンレスであることも特徴だ。
しかしその分CPU性能は4年前の水準、外部接続ポートUSB-C 1個だけという、よくいえばシンプル、悪くいえばロースペックの製品ができあがってしまった。
私自身は既にRetina MacBook Pro 15インチをメインで使っていることから、Retinaディスプレイでない機種に戻るのは正直ちょっときつい。先日久々に以前のメインマシン、MacBook Air 13インチ(2010年モデル)を取り出して使ってみたが、さすがにディスプレイ解像度の粗さが目についてしまった。
とはいえ、CPUの性能などを考えるとRetina MacBook初代はこれから長く使える端末とはいえないだろう。MacBook Airも、初代から数代は正直かなりしょぼかった。2010年からSSD標準仕様(でも2010年モデルだけなぜかキーボードバックライトが削られた。。笑)、そして2011年くらいからCPUの大幅グレードアップがあってようやく実用的になったかと思う。
Retina MacBookについてももう何世代か待って、まともなスペックになってから買っても遅くはないのではないかと思う。
噂のiPad Pro(12インチのiPad)が登場すると、今度はそれともバッティングしそうな気もしないでもないが。。
記事は以上。
(記事情報元:WeiPhone)