Appleのスマートウォッチ、Apple Watch(アップルウォッチ)の発売が4月第1週と伝えられ、既にリリースが刻々と近づいているのを感じる。期待している人は首がキリンのようになっているだろう。
しかしイギリスの消費者にとってはそこまで興奮するほどのことでもないかもしれない。それはなぜか?
英国のいくつかの大学が試験会場内での腕時計の着用禁止を明文化
海外メディアの報道によると、ロンドン大学やロンドンシティカレッジ等のイギリスの大学が、試験会場での腕時計の使用禁止を明文化したのだ。当然、Apple Watchもその範疇に入るのは間違いない。
既に市場には多くのスマートウォッチが出回っているが、このような厳格な規定ができたのは恐らくApple Watchの登場に合わせてのことだと思われる。なぜならこのAppleからの製品の登場が、スマートウォッチの歴史を変えるほどの一世を風靡する製品になるかもしれないからだ。
やりすぎ、それとも当然?
この厳しい規定を目にした人は、ちょっとやりすぎじゃないかと捉える人もいるかもしれない。しかし大学の立場から考えると、一定の合理性があるのは間違いない。学生はスマートウォッチを使ってSMS等の送受信が可能だし、インターネットへの接続やWeb閲覧も可能で、当然カンペ的な役割も果たすことができるし、計算機機能までついているのだ。試験官も、一人ひとりの学生が時計を見ているだけか、それともカンニングをしているのか、細かいところまでは判断できない。
大学側も、学生が身につけているのがただの腕時計なのか或いはスマートウォッチなのかを識別するための有効な方法がないので、腕時計そのものを禁止にしたというわけだ。
画蛇添足
イギリスの大学が試験会場内での腕時計の使用禁止を明文化したということであれば、今後この流れが世界中に広まる可能性もあろう。
また今後スマートウォッチに限らずウェアラブルデバイスとIoTが進むと、あれも禁止これも禁止ということになる可能性もある。
その場合は、妨害電波により試験会場内では無線電波を全てシャットアウトするという方法も考えられる。
しかし今後更に究極の進化として脳にチップを埋め込めるようになり、膨大なデータを脳に直接入れなくてもインプットできるようになったとしたら。。
その頃には知識詰め込み型の試験そのものが意味をなさなくなるだろう。膨大な知識を利用して、それを組み合わせてどのように人類の発展に活かすのか。その発想が将来の学生には求められるようになるだろう。
記事は以上。
(出典元:CnBeta)