米国国勢調査局が発表した世界人口のデータによると、現在の地球上の人口は72億人になろうとしているという。
アクティブなSIMカードの数量が地球上の全人類の人口を超えた!
この数字は毎秒2人、年成長率1.2%という数字で増加している。しかし、モバイルデータ分析会社のGSMA Intelligenceが発表した統計データでは、現在地球上でアクティブな状態にあるSIMカードの数量が72億枚を超え、更に年成長率は地球人口の5倍(6%)の速さで増加しているという。
全人類に最も影響を与えたもの、それが携帯電話
モバイル通信を発展途上国に普及するために非常に力を尽くしたSpencer Trask & Coによれば、人類史上携帯電話ほど全人類に影響を与えたものは他にないとしている。これは成長速度が最も速い人造現象で、0から72億までたった30年しかかからなかったという。
全人口の半分しか携帯電話のサービスを受けられていない事実も
ただ、SIMカードの数量が地球の人口を超えていても、最新の統計データによれば、地球上の人口の半分しか携帯電話のサービスを受けられていないという。ということは、携帯電話のサービスを受けられる地域にいる人は平均して2枚のアクティブなSIMカードを所有している(所謂複数持ちしている)ことになる。
画蛇添足:毎秒2人のペースで人口が増えていることに驚き
SIMカードの凄まじい増加率も気になるが、それよりも毎秒2人のペースで人口が増えているというのに驚きだ。
だいぶ前にチャリティ・ライブのBAND AIDに参加したときに、アフリカで数秒に一人子供が亡くなっているという情報があったが、それ以上に人が増えているという事実が厳然と存在する。
これだけの人口の全員がまともに食べられるなんてことは恐らくない。電動自動車テスラ(Tesla)のCEO、イーロン・マスクはそれを解消しようとして火星移住ができるように計画中という。こういう人がたぶん人類の歴史を変えるんだろうな、と思ったりする。
携帯電話が普及したことで、人々のコミュニケーションは過去に例を見ないほど発展した。相手と直接会わなくても相手の意志を確認できることは、商売を進めることにも有利だし、紛争の解決にも役に立つ。しかし一方で実際に人間同士が触れ合う機会が減り、コミュニケーションの質が下がっているという声も聞こえる。現在は更にインターネットの発展で、携帯電話(特にスマートフォン)は従来の音声での通信というより、インターネット通信のためのツールとなっている。
そんな中で、AppleのiPhoneはこれから人類の発展のためにどういう方向に向かっていくのか。注目していきたい。
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