米国の連邦通信委員会(FCC)のエンジニアリング&テクノロジー部門は、
先週金曜日に新しい表示指導要綱を発表した。
それによると、通信機器メーカーは今後あのiPhoneの裏側に刻印されているような、
醜いFCC IDのような表示をしなくてもよくなりそうだ。
これまでFCCはどんな通信デバイスにも、
必ずFCCの認証マークまたはFCC IDやその他の情報を刻印するように求めていた。
しかしデバイスがますます小型化しデザインも複雑になるにつれ、
その要求についても変えなくてはならないと判断されたようだ。
FCCによれば、Appleも今後はiPhoneの背面のあの醜いアイコンや文字列を消すことができるという。
そしてiOSのソフトウェアの中でそれらの表示をすればいいという。
ちなみに既にiOSの中で設定>一般>情報>法律に基づく情報でそれらの情報は表示されているが、
先週金曜日のFCCの文書では、
FCCは依然としてユーザにそれらの情報を見せる必要があるとしており、
またその情報はデバイスの設定から3ステップを超えてはならないという。
つまりiOSの場合ちょうど3ステップなのでわざわざ変える必要はなさそうだ。
またFCCの要求によれば、それらの情報は特別なパスワードやハードウェア(例えばSIMカード等)を使わないと見られないというのはNGで、
ユーザはそれらを使わなくてもこれらの情報を見られるようにする必要があるという。
もちろんこれらはFCCの表示義務が求められている米国版や香港版など、
一部の地域のiPhoneに適用されるもので、
例えば例えば強制認証CCC等の表示が義務づけられている中国など、
要求が異なる国や地域においては、
今後もこれらの電波法に基づく表示は消えないものと思われる。
記事は以上。
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