台湾ChinaTimes(台灣中視電子報)の報道によると、
Apple(アップル)製品、特にiPhoneの大部分の組立を行っているFoxconn(フォックスコン、富士康)の幹部が記者に対し、
現在従業員の数が120万人にも達し、製造コストを下げなくてはならないと語っていたことがわかった。
Foxconnは現在自社ブランドのロボット「Foxbots」に対して多額の投資を行っている。
昨年の11月に発表された計画では2年間のうちに1,000万米ドル(約10億円)を投資するとされ、
米国のカーネギー・メロン大学と協力しながらロボットによる自動化(オートメーション)のテクノロジーの開発をしている。
そしてFoxconnのロボットはそろそろ正式にラインに投入されるようだ。
台湾に設置された「スマート・オートメーション・イノベーション工業区」には、
高級医療看護ロボット、自動化ロボット、高精密機械、自動化設備、関連主要部品等の平均キャパシティが3万台/年に及んでいるが、
現在はまだ外部に向けて販売をしていない。
Foxconnはロボットを改造し、普通の労働力としてロボットを使うのではなく、
更に進んだ技術工として使いたいと考えているようだ。
Foxconnの郭台銘総裁は本日株主総会にて、
完全にロボットの稼働による工場が完成予定であることを発表したが、
郭台銘総裁はそこでどの客先の何が製造されるかについては言及しなかった。
しかしFoxconnの最大の客先はAppleであり、
これまでの報道でもFoxconnには品質を保証するという前提の上で生産コストを下げろとAppleから何度も要求が来ているという。
また他の報道によればFoxconnの従業員はAppleの新製品について非常に悪い印象どころか恨みさえ抱いている人が多いという。
これらの報道からしても、Foxconnの最初のロボット工場の最初の客先はAppleである可能性が高いのではないかとみられている。
iPhone6などは既に組立が始まっているという噂なのでその対象ではないかもしれないが、
iWatchなどからはこのロボットによる自動化生産が導入されるかもしれない。
ちなみに写真は本文と関係ない。。
というか以前話題になった中国の刀削麺ロボット。
これ、見た目はショボいけどなかなか切るのがうまいんですよ。
記事は以上。