MacRumorsの情報によると、
CNBCのレポートの内容として、
米Apple(アップル)社は高級腕時計メーカーのタグ・ホイヤー(Tag Heuer)から、
セールスディレクター(販売責任者)をヘッドハンティングしたというニュースを伝えている。
上記のMacRumorsのリンク先でその情報の元となったインタビューの映像を見られるので、
英語がわかる方はどうぞ。
この引き抜きについては、
タグ・ホイヤーの親会社のLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ ヴィトン)の、
ジュエリーと時計のトップを務めるジャン・クロード・ビバー(Jean-Claude Biver)から明らかにされた。
ビバーによると、Appleは今年の早い時期から彼の部下を数人引き抜こうとしたようだが、
これまでは誰もAppleに加入していなかったという。
しかし先週、この時計製造のセールスディレクターが、
Appleとの契約書を交わすために離職したといい、
それは正にiWatchの立ち上げのためだったという。
ちなみにLVMHはTag Heuer以外にも多くのスイスの高級時計メーカーを傘下に持っている。
HublotやZenithなどだ。
ビバーはこの件について新しい希望に向けて彼が動き出すことに幸せを感じていると語っている。
「もし彼がコンペティターのところに行ったらばそれは裏切りだが、
彼がAppleに行くのであればそれは彼にとって非常に素晴らしい経験となると思う」
とビバーは語る。
昨年から、Appleのファッション・ラグジュアリーブランドからの人材の引き抜きが続いている。
2ヶ月前には現在のリテール販売のチーフとして、Burberry(バーバリー)の元CEOアンジェラ・アーレンツ(Angela Ahrendts)を雇用したし、
昨年にはYves Saint Laurent(イヴ・サンローラン)のCEOだったポール・ドヌーヴ(Paul Deneve)を雇用している。
ドヌーヴは直接AppleのCEOティム・クック(Tim Cook)の直属で「スペシャル・プロジェクト」のために働くとレポートされており、
これはまさに「iWatch」のための動きではないかと推測されている。
しかし今回のタグ・ホイヤーのセールスディレクターを引き抜いたことはかなり決定的なiWatchの開発の証拠になっているように見えないだろうか。
エキサイティングなニュースだ。
記事は以上。