現在まことしやかに流れているApple(アップル)の次世代iPhone「iPhone6」の噂では、
従来よりも大画面を採用するというものが一般的だ。
しかしこれまでリークした情報は殆どが噂レベルで、
これといった確証はなかった。
しかしiOS8の中のセルフカスタマイズディスプレイの中の、
アプリのフレームワークに関する文書の中で、
更に大きいサイズのiPhoneが登場することが暗示されているという情報がある。
イギリスのメディアThe Guardianによると、
開発者用協議書”UIAdaptivePresentationControllerDelegate”の中に、
コントローラがアプリの表示サイズが変わった時にどのように適応するかが書かれているという。
この表記が複雑と感じる方もいるかもしれない。
簡単にいえば、Appleは2つのアプリプログラムフレームワーク(枠組み)を改良した。
その2つとは”UiKit”と”AppKit”で、
これによってデベロッパーは複数のディスプレイサイズをサポートしたアプリの開発が容易になる。
Appleの現在のiOSデバイスのディスプレイサイズは3.5インチ(iPhone4sまで)と4インチ(iPhone5以降)のiPhone、そして7.9インチ(iPad mini)と9.7インチのiPadで、
既に4種類のディスプレイサイズがあることになるが、
更に今年秋に発表されるとされている次世代のiPhone6は4.7インチと5.5インチの2種類があるとされ、
合計6種類になることになる。
更に以下はWWDCにおけるとあるディスプレイのスクリーンショットだ。
ここでもマルチディスプレイサイズに触れており、
次世代iPhoneのiPhone6のディスプレイサイズが変更になることを暗示しているととれないだろうか。
AppleはWWDCのスライドの中で、
セルフカスタマイズディスプレイについて簡単な説明を行ったが、
デベロッパー向けの更新内容リストにはこの件について触れていない。
しかし”UIAdaptivePresentationControllerDelegate”はApple Developer Center(ADC)のiOSデベロッパーアーカイブの中のUIKit Frameworkに関する表の中に出てきている。
ある記者はこの”セルフカスタマイズディスプレイ”の機能について以下のように解説している。
「あるデベロッパーがいうには、このセルフカスタマイズディスプレイは今年の一番の特色がある機能で、
ベクトルの値を増やしてやれば、不確定の大きさのディスプレイにも適用することができる。
つまりそれはAppleがもっと大きいディスプレイサイズのiPhoneをリリースしても、
デベロッパーが多くの時間をかけてアイコンの大きさなどを調整する必要がなく、
あのiPhone5が販売されたときのアプリ適応問題のようなことは起こらないだろう」
既にSAMSUNG等の競争相手が台頭してきているにも関わらず、
多くの原因によってAppleはまだ大きいディスプレイサイズのiPhoneを販売していない。
Appleは色彩の再現度や色温度に非常にこだわっており、
それがディスプレイサイズが大きくなることで損なわれることはAppleが最も嫌うことだ。
またiPhoneはこれまで片手での操作性にこだわっており、
特にディスプレイは親指の操作にこだわっている。
普通に握っても端の方まで親指が届くかというのも重要な要素だった。
4.7インチや5.5インチディスプレイになると、後者のこだわりは捨てなくてはならない。
しかしそれ以外のこだわりは技術によって解決できる問題だ。
ディスプレイサイズの変更によるプログラムの改変については、
今回の”セルフカスタマイズディスプレイ”機能でデベロッパーの負担が大いに減ることになる。
ということは、やはりAppleは大きめのディスプレイのiPhoneを出すことは確実といえるのではないだろうか。
記事は以上。