Apple(アップル)は今週、OS X 10.9 Mavericks及びOS X 10.8 Mountain Lion用にSafariをアップデートし、
現在の最新バージョンは7.0.4となっている。
AppleはSafariのアップデートのリリースノートに、
Webkitに関連する2つのバグを修正したと書いているのだが、
セキュリティ専門家のPaul DucklinがSafari7.0.4に対してセキュリティテストを試みたところ、
今回のアップデートで22個ものセキュリティホールを修復していることがわかった。
そのため彼は全てのOS X 10.9及び10.8ユーザに対し、
Safari7.0.4へのアップデートを強く推奨している。
Ducklinによれば、この22個のセキュリティホールの内、
21個は任意にリモートでコードを実行できてしまうものだという。
もしユーザが古いバージョンのSafariを使い続けた場合、
システムは攻撃を受けてクラッシュしてしまう恐れがあるという。
Safariのこれまで数回のMac版の更新で、
Appleは基本的にセキュリティホールの修復をしているだけで、
新機能の搭載はほぼないと言っていい。
来月6月3日(日本時間)のWWDC2014にて、
Appleは恐らくSafariの新バージョンのリリースを発表し、
その際に新機能が紹介されるものとみられている。
現在デスクトップデバイス用のブラウザのシェアの中でSafariのシェアはそれほど高くない。
それはMacの普及率があまり高くないことを表している。
しかしモバイルプラットフォームのシェアの中では、Safariは非常に使用率の高いブラウザとなっている。
Flurryが先月公開した最新のデータによれば、
現在スマートフォンユーザの使用しているブラウザのうち、
半分以上がAppleがSafariだという。
今回の話題はMac用OS XのSafariだったが、
iOS用のSafariも同様のセキュリティホールを抱えている可能性もある。
できるだけ怪しいサイトなどは見ないようにしたいものだ(私のサイトは大丈夫。。なはず。)
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