最新iOS7.1、72時間以内に18%のユーザがアップデート
ネット広告会社「Chitika」の3月12日のレポートによると、
Apple(アップル)の最新iOSであるiOS7.1がリリースされてから72時間以内に、
18%のユーザがデバイスをiOS7.1にアップデートしたという。
(データは北米地区限定)
Chitikaは更にその段階でのiOS7.1とiOS7.0.6のアップデート率はほぼ一緒だということを指摘している。
Appleのオフィシャル発表によるアップデート率はというと、
iOS7.1が45時間で12%、iOS7.0.6が48時間で13.3%という数字が出ているため、
確かに初速は殆ど同じと考えてもよいだろう。
データが証明!Appleユーザは最新OSがお好き
iOS7.0.4(一部のiPhone5のみiOS7.0.5)からiOS7.0.6や、
iOS7.0.6からiOS7.1のような、
OSのマイナーアップデートのユーザによるアップデート率は、
一般的にiOS6からiOS7のようなメジャーアップデートに比べて低いとされている。
しかしAppleのユーザが最新アップデートを適用するアップデート率は、
Androidに比べて高いという数字が出ている。
モバイルデータリサーチプラットフォームの「Mixpanel」のデータによると、
2014年3月14日の時点で87.72%のユーザがiOSデバイスをiOS7以上にアップデートしていることがわかる。
Androidは最新OSへのアップデートは遅い
それに比べ、Androidは最新OSであるAndroid OS 4.4(KitKat)へのアップデート率は惨憺たるもので、
2013年2月の段階でわずか6.64%で、7%にも満たない。
そして大部分のAndroidデバイス、ほぼ70%近く(69.8%)がまだJelly Bean(4.1〜4.3)を使っていることがわかる。
ただ、Androidのユーザは機種によってバージョンがあげられないものがあり、
それも多少影響しているのかもしれない
(Androidスマホの各機種やKitKatについては私もあまり理解していないが)
Chitikaのデータは北米のみ
Chitikaのリサーチのデータは、数千万人の北米(アメリカとカナダ)のiOSのオンラインユーザで、
Chitikaのインターネット広告が掲載された数字から割り出されているものだ。
なお、iOS7.1がリリースされてから24時間後に、
北米地区のユーザのアップデート率は5.9%にのぼっている。
ただ、北米以外のユーザ、例えば私が住んでいる中国でも、
今ではかなり多くの人がiOS7にアップデートしている(脱獄できるようになったのも大きい)。
日本でもiPhone4など旧機種を使っている人以外は、
殆どの人がiOS7にアップデートしているのではないだろうか。
iOSはアップデートしやすい
今回の記事ではAppleのOSの中でもiOSのことを焦点にしているが、
iOSは便利なOTA(Over The Air)アップデートを提供しており、
iOSのアップデートが出るとプッシュでお知らせした上に、
メジャーバージョンアップ以外は差分アップデートをダウンロードすればすぐにアップデートできる。
この手軽さもiOSのアップデートを促すのに一役買っていると思われる。
もちろん、iOSがバージョンアップするたびに使いやすくなったり、
知られている脆弱性が修復されたりするので、
やはりアップデートしたいという気持ちが優先されるのもあるだろう。
脱獄犯や下駄履きな人はiOSアップデートはもちろん忌避すべし
もちろん脱獄している人や、
ファクトリーアンロックやロジックボード交換以外の手段でSIMロック解除をしている人(SIM下駄使用者)は、
iOSのバージョンアップは気軽にするべきではない。
確実に脱獄・使用できるという情報を得てからアップデートするようにした方がいいだろう。
当ブログではiOSバージョンアップのたびにいち早く脱獄・SIMロックアダプタ使用可否を確認し、
お伝えするようにしているので、今後もご参考にしていただければ幸いだ。
記事は以上。