iOS7の中で、iOS7.0.6の使用率が半分以上に
CNET及びONSWIPEの情報によると、
Apple(アップル)デバイスのiPhone/iPad/iPod Touch用のiOSで、
現行で最新バージョンとなっているiOS7.0.6の使用率が50%を超え、
50.06%になったという。
iOS7.0.6がリリースしてまだ半月も経っていないにも関わらず、である。
ちなみに1つ前のバージョンのiOS7.0.4の使用率は既に30.16%に落ちてきている。
具体的には以下のグラフ参照(ONSWIPEによるiOS7の各バージョンの使用率比較)
iOS7.0.6へのアップデートは全員に推奨
当ブログでもいち早くお伝えしたが、
他のメディアでもセキュリティ専門家による情報としてさんざん伝えてきたとおり、
全てのiOS7ユーザは、最新のiOS7.0.6へのアップデートが推奨されている。
iOS7.0.6がリリースされたのは2月22日。
iOS7.0.6はiOS7.0.5までに存在した重大なセキュリティバグを修正している。
そのセキュリティバグとは、Apple史上最悪のバグとも言われる、
SSL接続認証に関わるセキュリティホールだ(しかも原因は恐らくケアレスミスという。。)。
Appleは公式にそのことをiOS7.0.6の更新内容に明記していないが、
いち早くiOS7対応の完全脱獄ツール「evasi0n7」の開発元であるハッカー集団evad3rsのうちの著名なハッカー数人がテストして発見したとおり、
iOS7.0.6は現在最も安全なバージョンのため、
ハッカーとしてもiOSユーザにiOS7.0.6にアップデートすることを推奨している。
その後多くのメディアでもiOS7.0.4やiOS7.0.5のセキュリティホールに関する情報が広く伝わったため、
iOS7.0.6へのアップデートが進んだものと思われる。
iOS7.0.6とiOS7.0.4は合計が80%強
上記のOnswipeが発表したデータによって、
iOS7.0.6とiOS7.0.4を合計した使用率の数字が既に80%を超えていることがわかる。
残りのiOS7.0.1の使用率は5%ほどだ(但しこの表ではiOS7しか計算に入っていないため、iOS6やそれ以下のバージョンの全体に対しての使用率は明らかになっていない)。
直近のiOSリリースについて
なお、Appleは近日中にiOS7において初めての大きなアップデートをすると言われており、
iOS7.1をリリースされるとみられている。
当然ながらOTAアップデートによるアップデートが可能となる予定だ。
ただし脱獄したい人は、
iOS7.1はベータ版で既に脱獄ツール「evasi0n7」が利用している脆弱性が塞がれているため、
当面evasi0n7が更新されない限り脱獄ができないことになる。
iOS7.1へのアップデートは慎重に行うべきだ。
記事は以上。