Apple iOSの脱獄(Jailbreak、ジェイルブレイク)界では有名な、
Greenpois0nを開発したハッカー、@p0sixninja(Joshua Hill)氏。
彼によって言及されていた
「OpenJailbreak」のサイトが、
彼自身のTwitterなどのつぶやきなどもなしに、
こっそりと開始されていたことがわかった。
OpenJailbreakの公式サイトはこちら。
■OpenJailbreakとは?
OpenJailbreakについて、p0sixninja氏は以前このようなことを述べていた。
「簡単に言えば、OpenJailbreakとはオープンな脱獄ソース掲載サイトであり、
その中には私の長年の研究成果を含んでいる。
私自身が開発したコードは既に解析されており、
多くの脱獄プロジェクトの中で使用されているため、
深刻な断片が進んでいる状態だ。
そのため脱獄に関するBBS等の中では現在のところ、
有用なコードを集中してまとめたソースが一つとしてなく、
デベロッパーは将来の脱獄にとって有用なセキュリティホールを提出したり、
また有用な意見を出せないようになっている。」
としている。
以上のことをもう少し世俗的に言えば、
p0sixninja氏は、
脱獄ユーザとデベロッパーがいつでも一緒にコラボレートするための、
一つの方法を提案していると言える。
例えばユーザがiOSシステムのセキュリティホールを報告し、
デベロッパーはユーザにコードの用途を解説するなど、
iOSの脱獄を前に進めて、
これまでの脱獄の作業をごく一部の人の中だけで回していた伝統を打ち破ろうとしているものだ。
■OpenJailbreakの現在
現在でも、OpenJailbreakのサイトがオープンしてから、
既に最近発生している多数のプロジェクトを見ることができる。
現在の所、OpenJailbreakのオフィシャルサイトは時々落ちるなど不安定な状態で、
p0sixninja氏と彼の背後の団体が現在でも改善中だ。
サイトの安定性だけではなく、ソースの量を増加させるなど、
今後ますます改善・改良されていくことだろう。
いずれにせよ、OpenJailbreakの登場は、
脱獄が新しい時代に入ったことを意味する。
ただこれらのプロジェクトが将来の脱獄ツール開発作業にどれほど大きな作用を生み出すかは、
もう少し時間をおいてからの評価が待たれるところだ。
記事は以上。