2015年のMacBook Proが引退の危機に瀕しています。Appleは昨日、2018年の新しいMacBook Proのモデルを発表しましたが、これによって2015年のMacBook Proがディスコンになりました。この今回ディスコンになった2015年のMacBook Proとは、USB-Aポートなどのレガシーなポートと、古いタイプのストロークが大きいキーボードを搭載している最後の機種ということになります。
MacBook Pro 2015=Touch Barが搭載される前の最後のモデル
2016年モデルのMacBook Proは2015年モデルよりもかなり数が売れたらしく、2016年の最後の2〜3ヶ月では2016年新型モデルのシェアは48%にもなっていたそうです。Touch Barつきの新しい”外観”がユーザの気を惹いたのかもしれません。
2015年モデルの性能は2016年モデルに匹敵する
しかしパフォーマンス的には2015年モデルも2016年モデルに匹敵していて、それほど劣ることはありません。Apple Insiderによる2015年モデルと2016年Touch Bar搭載モデルの比較動画は以下の通りです。
ちなみに2015年モデルは2017年モデルとCPUパフォーマンスにおいてもまだ互角に戦えるレベルです(GPU、グラフィックでは大きく差がありますが)。
レガシーMacBook Proの最後の年、2015年モデルが欲しい人はお早めに
2015年のレガシーなポートと古いキーボードがついたMacBook Proを買いたい人は、Appleとしてはディスコンになっているので、早めに手に入れておいた方がよさそうです。Appleでは売っていませんが、ネットショップなどではまだ購入できます。ただ、RAM容量は16GBのものを選ぶといいでしょう。
Amazonで、2015 MidのMacBook Proで、i7でメモリ16GBのものを見つけました。SSDは256GBです。中古ですが、18万台はお安いかと(もちろん、状態などによります。ネットでの中古品のご購入は自己責任でお願いします)。
MacBook Pro 15インチ 2014モデルも私の家では現役
私自身もMid 2014モデルの15インチRetina MacBook Proを使っていますが、高度なグラフィック処理をすることもなく、USB-Aポートが2つ付いていてiPhoneなどの充電や接続にアダプタがいらずに便利で、MagSafeの電源も安全で全く問題なく、処理速度やストレージ容量を含むパフォーマンスにも何の不満もなく、現在でも使うことができています。
2014年〜2015年モデルのMacBook Proも、いずれは(恐らく1〜3年の内に)最新のmacOSにアップデートできなくなるため、買い換えを迫られることになるとは思いますが、その時に考えればいいかなと思っています。
MacBook Pro 2018年モデルは買いなのか
最新の2018年モデルのMacBook Proもいいですが、やはり価格が高くなってしまうのがネックです。4TBのSSDに変更した最高スペックだとなんと70万円を超える驚愕の価格となります。そのくらいの価格になる上に、MagSafeもなく、ポートもUSB-C 4個だけとなると、iMac Proを買った方がいいんじゃないかと思いますが。。唯一、32GBメモリはいいと思いますが、それのためだけに買うのはちょっと、と思います。
個人的には、バタフライキーボードは無印MacBookで使っていましたが(上海の路上ですられました、、)、正直イマイチ好きになれませんでした。更に第2世代は埃が詰まりやすいなどの欠点があり、評価は散々でした。今回第3世代になって静音性が増したそうですが、それについてはまだ実機を見ていないので何ともわかりません。
今年の秋にはMacBook Pro以外のMacのラインナップがアップデート?
今年の秋には、AppleはiPhone、iPad、Apple Watchの次世代製品と共に、MacBook Pro以外のMacラインナップ(Mac mini、MacBook、iMac)のアップデートを発表するのではないかと噂されています。MacBookのアップデートに個人的には注目してみたいと思っています。
記事は以上です。
(記事情報元:Apple Insider)