台湾南部地震でApple関係のサプライヤーの生産には目立った影響なし

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本日未明に台南とその近辺の台湾南部を襲ったマグニチュード6.4の地震で、ビルなど大型の建造物の倒壊によって144人が負傷、少なくとも5人が死亡しているが、台湾南部にあるApple関連のサプライヤーの工場には大きく目立ったダメージはなかった模様だ。

Source: TSMC, via SemiWiki
Source: TSMC, via SemiWiki

ロイター社の報道によると、AppleのiOSデバイスのメインチップのサプライヤーとしても有名な”TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co)”の台南にあるチップ工場は、今回の地震でいくつかのシリコンウェハーにダメージはあったものの、建物の構造的には無傷で、工場としてはロスのカバーは可能今年の第一四半期の出荷には影響しないだろうとのこと。

また、iPhoneやiPad、MacBook等のアルミシャーシを製造している”Catcher”や、Apple Watchの部品やiPhoneやiPadのTouch IDの指紋認証センサー等のサプライヤーである”Advanced Semiconductor Engineering”も今回の地震の影響を受けていないもようだ。

今回の地震は旧正月を祝う年末の雰囲気の中で発生し、台南には家族連れで旅行に来ている人もいた。

Source: Reuters
Source: Reuters

人口200万都市の台南を襲ったM6.4の地震で、倒壊したりダメージを受けたビルから既に少なくとも220人が救出された。今回の地震によって、老朽化したり欠陥建築とされるビルが倒壊していることが問題になっている。台湾では50年前に台湾中部で発生したマグニチュード7.6の地震で2300人以上が死亡している。

今回Apple関係のサプライヤーが無事だったことでほっとしている人もいるだろうが、今でも家を失っている人も被災地にはいるようだ。少しでも早く、多くの人が助かることを祈りたい。

東日本大震災でどこよりも早く、どこよりも多くの募金を送ってくれた台湾日本の現在の所得に換算すると1人につき10000円を募金したことになるという。日本もその恩返しをする機会が来たのではないだろうか

記事は以上。

(記事情報元:Apple Insider

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