これまでメディア等で噂になっている12.9インチの【iPad Pro】は今年のAppleの新品の中で重点製品となるかもしれない。iPad Proは低迷するiPadの売上台数を底上げするための重要な武器になる可能性がある。
そんなiPad Proには、12.9インチの大型ディスプレイの他に、タッチコントロールが可能なペンを搭載するのではないかという噂が業界内外から伝えられている。
ただ、iPad Proのサイズの噂に比べ、これまでタッチペンの噂や情報は非常に少なかった。
そこにきて、最近Business Insiderより、とある匿名のAppleで以前エンジニアをしていたという人物からのリーク情報として、Appleの実験室には既に何種類ものタッチペンのプロトタイプがあるという情報が紹介されている。このエンジニアによれば、彼自身はその目でタッチペンを見たことはないが、間違いなくタッチペンは存在するというのだ。Appleは約4年前に既に3種類のタッチペンを研究開発し、この3種類はそれぞれ別のタッチ技術が用いられていたという。
彼は更に、タッチペン以外にもディスプレイサイズが大きいiPad Proも少なくともAppleの実験室に3年間は存在していたと暴露しており、これはこれまでメディアが報道してきた数年前からAppleは12.9インチのタブレットデバイスを開発してきたという情報と合致する。少なくともAppleはタッチペンに関する特許を取得していることが判明しているため、タッチペンの噂には一定の信頼度があるといって良いだろう。
12.9インチのiPad Proは、次世代iPhone【iPhone 6s】シリーズと共に9月9日にスペシャルイベントで発表されるのではないかという情報がBuzzFeedから流れたのは、当ブログ記事でもお知らせしたとおり。
タッチペンがついたiPad ProにはiOS 9が搭載されると思われるが、そのiOS 9ではディスプレイを分けてのマルチタスクが実現するのは既に今年のWWDCで紹介されたとおり。それにタッチペンが加わることで、iPad Proは更に操作性がよくなって完璧なiPadとなるのだろうか。
あのスティーブ・ジョブズが非常に嫌っていたというタッチペン。しかしこれが実際にリリースされたら、Appleはまたジョブズ離れをより進めたことの証になるだろう。
記事は以上。
(記事情報元:WeiPhone)