Appleは一昨年秋にリリースされたiPhone 7シリーズから、3.5mmイヤホン・ヘッドホンコネクタを廃止し、iPhoneにLightning-3.5mmイヤホンアダプタを同梱して、これまでのユーザの救済にあたっています。しかしこの全く目立たない、たった9.9ドル(約1,100円)の品物が、アメリカのNo.1 ECサイトのBest Buyで販売数量トップ3に入っているという驚愕の事実が明らかになっています。
Lightning-3.5mmイヤホンアダプタがBest Buy販売個数ランキングでトップ3に
2018年6月26日に発表された最新のデータによると、このLightning-3.5mmイヤホンアダプタの販売数量は、アマゾン(Amazon)のFire TV Stick(Alexaボイスヘルパーリモコン付のブラックモデル)と、AppleのAirPodに続いて、BestBuyの6月の販売個数の第3位にランキングされています。
またThinknumによれば、2016年の10月にiPhone 7/iPhone 7 Plusと共にこの製品がリリースされて以来、常にBest Buyの販売個数ランキングのトップ近くにいるということです。下のグラフを見れば一目瞭然ですね。
Lightning-3.5mmイヤホンアダプタがなぜここまで売れるのか
ではなぜここまでこの小さいアダプタが売れているのでしょう?それには2つの原因が考えられます。
Appleが標準で同梱しているLightning-3.5mmイヤホンアダプタは、とても小さいことから、まずは簡単に壊れやすいため。そしてなくしやすいため、ということが挙げられます。後者は、常にiPhoneとくっついているわけではないため、なくしやすいのです。
そしてそのことが、上のBest BuyのランキングでAirPodsの販売台数を押し上げている原因にもなっていると思われます。
私自身は3.5mmイヤホンジャックには拘らず、またAirPodsはバラバラになってなくしやすいと感じているので、BOSEのBluetoothイヤホン、Quiet Control 30を使っています。ランニングにもいいですよ。
小龍のひとりごと
iPhone 7/7 PlusでAppleが大胆にもiPhoneから3.5mmイヤホン・ヘッドホンコネクタを廃止したことは、大きな議論を呼びました。一気にこれまでのリソース(3.5mmジャック付イヤホン・ヘッドホン)が使えなくなるからです。
しかし現在でもここまで多くの人が3.5mmイヤホン・ヘッドホン端子に拘っているというのはちょっと意外ですね。やはり昔から自身が使い慣れたイヤホンやヘッドホンを使いたいのか、または音質を重視してワイヤレスよりも有線を好むのでしょうか。単に3.5mmイヤホン・ヘッドホンジャック対応のイヤホン・ヘッドホンの方が現在でも市場では圧倒的に主流で、その上Bluetoothタイプに比べると価格が安いということもあるのかもしれません。
ただ、個人的にはこのアダプタをかますと音が悪くなるのを体験していますので、使用はあまりお勧めできません。
もっとも、音質を非常に大事にする人はiPhoneを音源にすることなく、アナログレコードかCDの音源からイヤホンかヘッドホンへ、またはアンプをかましてスピーカーに出力しているはずとは思いますが。。
記事は以上です。
(記事情報元:Thinknum)