【Safari 27】で、読みかけの文章の位置を保つ仕組みが入りました。WebKitチームが公表した更新内容には、追加された画像や広告に合わせて読書位置を保つ仕組みと、844件の不具合修正が含まれています。新しいAI機能の陰で、日常の使い勝手にもきちんと手が入っています。

読み込まれた広告に文章を押し流される問題
記事を読んでいる途中で、上の方に画像や広告が表示される。すると文章が下へ押され、今どこを読んでいたのか見失ってしまう。スクロールアンカリングは、この変化に合わせてスクロール位置を補正する仕組みです。画面内の読んでいる内容を、できるだけ同じ場所に保つというわけです。
サイト側が新しい仕組みを組み込まなくても、標準で働く点が大きいですね。更新されたブラウザを使う読者には、古い記事を読む時にも効く可能性があります。新しい端末を買う人だけが受け取る改善とは違い、従来の端末で従来のアプリを使っていて、毎日読むサイトにも関係してくる地味でありながらなかなか気が利く変化といえます。
6月から追加された修正は319件
WebKitの説明では、WWDCで案内した修正が525件、正式版では844件でした。差は844−525=319件。6月時点を基準にすると319÷525×100=約60.8%増です。これは開発期間中に積み上がった修正件数とのことですが、膨大な数ですよね。AIの進化のおかげもあると思われます。

今週のOS更新については、iOS 27のセキュリティ修正を整理した記事も掲載しました。今回の844件は表示や動作を含むWebKitの修正件数です。ただしこれは総合的な修正件数であって、セキュリティの脆弱性修正だけではないことに注意が必要です。
位置の補正と、画面を動かさない設計
ただ、ブラウザが位置を補正してくれることと、サイトが最初から読みやすいことはもちろん別の話です。公式の説明にも、サイト側がこの補正を無効にできる設定もあったりします。ページ独自の動作まで含め、全ての画面で同じ結果になるかは、個別のページで確認する必要があります。
仕組みから考えると、画像が後から入る場所を先に用意しておけば、そもそも文章を大きく押し下げずに済みます。ブラウザの補正とサイトの設計をうまく重ね合わせることで、読みやすさを高めていく必要がありそうです。うちは、できてません、、たぶん。
小龍的にはこう思った
小龍的には、いちユーザーとして、こうした改善は新機能の数以上にありがたいと感じます。長い記事を読みたい時ほど、読みかけの一行を探し直す手間が邪魔になるからです。記事を最後まで読んでもらうには、内容と同じくらい、読む流れを止めないことも大事ですよね。
サイトを作る側は、通信が遅い時に画像や広告が順番に入ってくるような場面で実際に確認するのがよいと思います。読み込みが終わった後のきれいな画面だけ見ても、途中で読者がどんな体験をするかに思いを馳せなければなりません。スクロール位置が保たれるなら、その分だけ文章に集中できるのは間違いありません。派手な変更ではありませんが、毎日使う道具にはこういう仕組み改善が効いてくるといえるでしょう。
このブログももっと読みやすくできるように、工夫していきます。Google広告、うざったいのでやめるかもしれません😂
記事は以上です。
(記事情報元:WebKit)
