Parallels、AppleシリコンMacに正式対応したParallels Desktop 16.5をリリース

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これまでAppleシリコン(M1チップ)搭載Macの唯一に近い欠点として、Windowsが動かないというのがありました。Intel MacではBootCampやParallels Desktopなどのアプリでエミュレーションをすることで動かせたのですが、M1チップMacシリーズがリリースされてからはできなくなっていました。

Parallels Desktop for Mac

昨日(4月14日)、ParallelsはParallels Desktop 16.5正式版をリリースし、Appleシリコンにネイティヴ対応させました。これで、現在のところは「Windows 10 ARM Insider Preview」によって、M1 Macシリーズ上でWindows 10を実行することができるようになったのです。なお、当ブログでWindows 10 ARM Insider Previewの入手方法などを解説したページはこちらになります。

なおM1チップのMacシリーズでは、従来のIntel Core i9プロセッサ上で「Windows 10」の仮想環境を実行した場合に比べて、パフォーマンスが30%向上していて、エネルギー消費量も最大250%も削減され、DirectX 11のパフォーマンスは最大60%向上しているとのことです。エネルギー消費量の削減がすごいですね。M1チップMacはバッテリーの持ちがよいのが特徴ですが、それを崩してしまっては意味がないので、これはありがたいアップデートです。既存のi9チップユーザにはどのくらい恩恵があるかわかりませんが。。(たぶんそこまでなさそう。。

なお、以前「Parallels Desktop 16.5」のテクニカルプレビュー版が昨年12月に公開されていましたが、その公開以来、100万人以上のユーザーがこの製品をテストしてきたということで、満を持してのリリースということになりそうです。

Parallels Desktop for Mac

私はまだM1 Macを手に入れていませんが、自分のMacBook Pro 16インチ i9モデルにもParallels Desktopのアップデートの知らせが届いたことから気がつきました。これまでも毎月のように必ずWindowsのアプリケーションを使わなければならない作業があったのでWindows 10を使っていましたが、今月に入ってからWindowsは特に必要なくなったため、正直どうするか迷っています。ただ、完全に捨てるわけにはいかないので、今後も使っていく予定です。

記事は以上です。

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