当ブログでもお伝えした通り、Appleは今週、独立系修理プロバイダプログラム(Independent Repair Provider Program)にこれまでのiPhoneに加えMacの修理を追加しましたが、内部文書で更にこのプログラムの詳細について通知があったことが、MacRumorsによって伝えられています。
その内部文書によると、Macに関する独立系修理プロバイダプログラムの規定は以下になっています。
- 認定された修理店は、8月17日からApple純正部品、ツール、そしてトレーニングにアクセスできるようになります。
- 全てのMacモデルに適用されます。
- 保証期間外のMacの修理にのみ適用されます。
- 修理対象の部品には、ディスプレイ、ロジックボード、筐体、そして内部のキーボード、トラックパッド、スピーカー、バッテリーが含まれます。
- 認定された修理店では、Apple認定の技術者が修理にあたらなくてはなりません。
- 認定された修理店では、Macの全体の部品交換は許可されていません(=交換はApple Store或いは正規サービスプロバイダへ、ということか)。
- 認定の修理店では、(修理対象の)MacをApple修理センターに送付することはできません。
Appleはこの独立系修理プロバイダプログラムを昨年2019年から米国で開始し、対象製品は保証期間外のiPhoneのみでした。先月、Appleはこのプログラムの対象範囲をカナダと欧州諸国の32ヶ国に広げました。Appleの公式Webサイトには、この独立系修理プロバイダプログラムに関する詳細が記載されていますが、まだMacまで範囲が拡大されたことは反映(アップデート)されていません。
なおMacRumorsの追記によると、Appleは今回の独立系修理プロバイダプログラムのMacへの拡大にあたり、技術者向けの修理用正規部品の価格を調整したようです。一部のパーツは現在既に値下げされているか、或いは数百ドル単位で値上げされたものもあるそうです(値上げは酷いなあ。。笑)。値上げされたものは、例えば13インチMacBook Proのディスプレイなどがあるそうです。
ただ、この独立系修理プロバイダプログラムの存在意義については、米国などでも賛否両論のようで、そのことについては先日の当ブログ記事にも書いておりますのでご興味がおありでしたらぜひご覧ください。
記事は以上です。
(記事情報元:MacRumors)
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