iOS 12.1.1とiOS 12.1.2の相次ぐiOSリリースを受け、Appleは昨日、iOS 12.1(iOS 12.1.0)のSHSH認証を停止しました。これで、iPhone/iPad/iPod TouchのiOS 12.1(またはこれを含む以前のバージョン)へのアップグレード/ダウングレード/バージョン維持復元含む全ての復元が不可能となりました。なお、iOS 12.1.2からiOS 12.1.1へのダウングレードは依然として可能ですが、いつできなくなるかはわかりません。
iOS 12.1.1のリリースから13日目、平均的な期間でSHSH発行停止に
AppleはiOS 12.1.1を12月6日にリリースしており、リリース後13日で前バージョンのiOS 12.1のSHSH認証発行を停止したことになります。いつも新しいiOSが出ると1週間〜2週間の間にSHSHの発行停止をするAppleとしてはこれは平均の範囲内に収まるものです。
iOS 12.1.1とiOS 12.1.2のリリース内容は以下の通りとなります。
AppleのiOSにとっては恒例行事
Appleはこれまで、基本的には最新のiOSバージョンをリリースすると、数日後に過去のiOSのSHSH認証発行を停止し、ユーザに最新のiOSにしかできないようにすることで、システムを最新版にすることを促しています。その理由は、より高いセキュリティ性能や最新機能を使って欲しいからだとされていますが、究極的には新しいデバイスを使って欲しいという商業的な目的があるのは言わずもがなです。
iOS 12.1.1とiOS 12.1.2が復元可能なiOSに
ということで、現在iOS 12.1.1とiOS 12.1.2だけがiOS 12対応デバイス(64bitデバイス)が復元可能なiOSとなっています。
脱獄をしている人にとってはまだiOS 12は脱獄できないため矢継ぎ早にリリースされるiOSとすぐにストップされるSHSH発行は頭の痛い問題ですが、もう脱獄している人はごく少ないかもしれませんね。。
iOS 12.1.1とiOS 12.1.2の公式ファームウェア(OFW、IPSW)はこちら
各iOSデバイスのiOS公式ファームウェアは、こちらからダウンロードできます。iPhone/iPad/iPod Touch用にそれぞれわかれていて、全てのバージョンを網羅しています。最新ファームウェアを予めダウンロードしておき、iTunesで復元する際などにお役立てください。全てAppleの公式サーバへのリンクですので、ご安心ください。
記事は以上です。