ニューヨーク市警察(NYPD)がiPhone 7/7 Plusに移行開始、Windowsスマホから切替えへ

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昨年、ニューヨーク市警察(The New York Police Department、NYPD)が2年間使用したWindows Phoneプラットフォームを切り替えるというニュースが9to5Macによって報じられました置き換えられるのは36,000台のWindows Phoneで、それらがiPhoneに切り替わります。そしてその事実が警官達の証言によって明らかになってきました。

NYPD-iPhone

ニューヨーク市警察の警官はiPhone 7/7 Plusが選べるように、段階的に切替中

ニューヨーク・デイリーニュース(The New York Daily News)が報じたところによると、NYPDが警官に対して既に毎日600台のペースでiPhoneを配布しており、警官はiPhone 7かiPhone 7 Plusを選べるそうです。今のところ、マンハッタン(Manhattan)地区が切替の途中のようですが、マンハッタンが終了すると、今度はブルックリン(Brooklyn)、そしてクイーンズ(Queens)という順番で切り替えていくそうです。

iPhoneへの切替は成功、警察の効率がアップ

そしてiPhoneへの移行による成功は既に数人の警察官へのインタビューでも明らかになっています。クリストファー・クランピット(Christopher Clampitt)警官は「私は(iPhoneが)巡査にとっては究極のツールだと思います」と述べています

実際に、iPhoneは警官達に機能的な改善ももたらしています。例えば、スマートフォンを使うことによって、これまでの無線ラジオ通信よりも警官が現場にもっと早く対応ができるというのです。

今日、911ディスパッチ(警察指令系統)が、部署の無線ラジオよりも早く携帯に届いたよ、とクランピット警官は言います。

「私は(現場の)場所をもっと早く知ることができるようになりました」と彼は続けます。「指令系統が無線ラジオで情報を送って、それが聞こえてくる頃には、私たちがもうその現場にいることさえあります」

スマートフォンによって、NYPDが致命的な犯罪が発生している現場に駆け付けられる確率が14%アップした、と情報テクノロジー担当警視副総監のジェシカ・ティッシュ(Jessica Tisch)氏は述べています。

Windows Phoneの使用同意書で、2年経過後は変更可能となっていた

NYPDは去年、使用同意書の一環としてWindows Phoneを使用していましたが、使用同意書のオプションとして2年後にデバイスを変えてもいいという項目があったのです。というわけで、iPhone 7とiPhone 7 Plusに変えたというわけです。ちなみに、切り替えられる憂き目に遭ったのはMicrosoft社製でWindows PhoneのLumia 640 XLとLumia 830の2機種でした。

ますます信頼性が増しているiPhone

ニューヨーク市警察への信頼も厚いiPhone、ということでNYPDが採用したということは今後別の州や都市に拡がっていく可能性もあり、ますますAppleのデバイスの信頼度は増していきそうです。ただ、なぜ最新のiPhone 8やiPhone Xにしなかったのか、またiOS 11は不安定なので大丈夫か?と思ったりもします。後者は余計なアプリを入れなければ大丈夫なのかもしれませんが。。

そしてiPhoneを導入しているということは、警察の指令系統などのシステムもAppleが提供している可能性がありますね。これもIBMとの提携の恩恵かもしれません。それよりも、ただでさえシェアの非常に小さいWindows Phoneはますますオワコンということになりそうですね。。

記事は以上です。

(記事情報元:9to5Mac

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