投資家のバフェット氏が”家具理論”で自身のiPhoneに対する楽観視を説明

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CNBCの報道によると、億万長者で投資家のウォーレン・バフェット(Warren Buffett)氏が、自らの運営するバークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)社が1月にAppleの株を倍まで買い増ししたことについて、家具市場を引き合いに出し、自らのiPhoneに対する楽観視と重ねて説明した。

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バフェット氏がCNBCのインタビューに答えた際に、大多数の人が表示価格のまま家具を買うのが一般的だが、彼は更に、人々に更に多くの金銭を出して本当にほしいと思う家具を買った方がよいと説得する方が、安い代替品の営業をするよりも簡単だということに注目したといい、それはスマートフォン市場も同様なのだという。バフェット氏が家具を引き合いに出したのは、バークシャー・ハサウェイ社が所有する(オーナーシップを持つ)ネブラスカ・ファーニチャー・マート(Nebraska Furniture Mart)のことを引き合いに出してのことだ。

バフェット氏は更に、iPhoneがどの年齢層の消費者(8歳から80歳まで)にも同じように訴求力を持っていることを挙げている。バフェット氏は、iPhoneの販売が前四半期で少々疲弊をみせたものの、消費者のiPhoneに対する”忠誠度”が非常に高いと信じているという。「これは人々が生活の周辺を組み立てるのにとても、とても、とても価値がある製品なのです」とバフェット氏は語る。

今年2月までに、バークシャー・ハサウェイ社が保有するAppleの株式の価格は170億ドル(現在のレートで約1兆9,179億円)にのぼっていたが、それは当時の市場価値が170億ドルだったわけで、現在は更にそれが大幅に増えている状態だ。バフェット氏は当時、「Appleは一種の非常に”粘り気のある製品”という印象を私に与えた」と語っていた。

確かにApple製品は価格が高いが、それが故に販売台数では市場シェアはサムスン(SAMSUNG)などライバルには及ばないが、その平均単価及び利益については圧倒的にサムスン等ライバルを上回る。世界のスマートフォン市場の利益のうち、90%以上をAppleが稼いでいるといわれ、他のジャンルの製品、例えばパーソナルコンピュータ(Mac)やタブレット(iPad)、スマートウォッチ(Apple Watch)などでも市場の利益のほぼ大部分をAppleが稼ぎ出している状態だ。

ブランド力を最大限に高め、できるだけ安い価格で製造して最大限に高い金額で売るという商売の基礎を貫いているAppleは、やはりバフェット氏から高い評価を受けるべき存在なのだろう。しかしもちろん、バフェット氏もバークシャー・ハサウェイ社の儲けを考え、色々とメディアで煽っている可能性もなきにしもあらずだ。

ちなみに1年前の昨年5月に、当ブログでもバフェット氏とバークシャー・ハサウェイが981万株という大量のApple株を購入したことについて、10のポイントをまとめている。ご興味のある方は是非ご高覧ください。

記事は以上。

(記事情報元:CNBC via 9to5Mac

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