懐かしい!MacOS 7.0.1(System 7)がSafari内で動くエミュレータが登場

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最近、Internet Archive(ウェブサイトタイムマシンとも呼ばれる)上に、2つの20MBのハードディスクコンピレーションが登場した。その中には完全なMacOS 7.0.1の環境が入っており、しかもそれはエミュレータによってSafariブラウザの中で実行可能だ。更に、1984〜1991年に登場した各種のアプリケーションソフトウェアも含まれている。

Mac OS 7.0.1の、Safariで動くエミュレータが登場!

このエミュレータ環境は、オープンソースのPCE Emulatorに基づいて作られている。今回公開されたのはハードディスクイメージで、そこにはMacOS 7.0.1が完全に入っており、更にHyperCard、BBEdit Lite、Mac DrawやMac Paintなどのソフトウェアやエディターなどが含まれている。

他にも、Microsoft Excel、Microsoft Word、Microsoft Works、Pagemakerなどのオフィス系アプリケーションや各種圧縮・解凍アプリ、そして更にRisk、Cannon FodderやShufflepuckなどのゲームも入っている。つまり新たにソフトウェアを探す必要はないほどの充実ぶりだ。いまさら、System 7を使いまくるかどうかは別として。。

 

System 7エミュレータのダウンロードはここから

「Safariで動くMac OS 7.0.1エミュレータ」のダウンロードはこちらのリンクから

Appleの昔のOSに興味がある人、懐古主義の人、ただただ懐かしみたい人も、Safariで動くならかなり手軽に使えるこのエミュレータをぜひダウンロードして実行してみてはいかがだろうか。当時はたった40MBという容量でも色々なことができたことを思い出すかもしれない。

 

Mac OS 7(漢字Talk 7、System 7)はこんなOSだった

Mac OS 7は当時はSystem 7(日本では漢字Talk)とも呼ばれた。System 7は今から26年前の1991年にリリースされ、Mac OS 8が1997年に登場するまで6年間も使用された(とはいえOS Xは既に現在まで10年以上使用されているので、それよりは短命だった)。ちなみにSystem 7の最後のバージョンは7.6だった。

System 7はAppleによる初めてのカラー対応OSで、256色を使用したアイコンが特徴的だった。またカラー対応にあわせてSystem 7では多くのマルチメディアファイル形式がQuick Timeによってサポートされた(Quick Timeも懐かしい)。

System 7はMacの68000系のプロセッサからPowerPC系プロセッサへの移行時期(過渡期)の橋渡しの役割を果たしたOSで、PowerBook 3400cや20周年記念アニバーサリーモデルのMacにもこのシステムが搭載された。

 

Mac OS 7はしょっちゅうシステムごとフリーズする不安定なOSだった

ただ、私自身もMac OS 7、もっと細かくいえば漢字Talk 7.5〜7.6を使っていたが、当時は完全なマルチタスクのOSといいながら正直本当に爆弾がよく出るシステムで、当時ある程度高スペックだったPowerMacをもってしてもお世辞にも安定したOSとはいえなかった。一つのアプリが落ちるとシステム全体がフリーズすることが頻繁に起こったので、自然に編集途中のデータをしょっちゅう保存(Command+S)する癖が身についてしまったものだった。。それは今でも役に立っている。殆ど、Mみたいなものだったけど。。

正直、漢字Talk 7.5.xで相当不安定で精神的にも苦痛だったため、私はWindowsに浮気することになってしまった。私がその後Macに戻ってきたのはOS X Leopard搭載の、アルミフルボディの無印MacBook。そのくらいまでMacを毛嫌いする原因を作ったのがSystem 7だったため、あまりいい思い出がない。。笑

記事は以上。

(記事情報元:Apple Insider

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