またもAppleとiPhoneがブームを作った!デュアルレンズ搭載のスマホが2017年には前年比400%増になる予測

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現行最新のiPhone 7 Plusにはデュアルレンズカメラが搭載されたことが話題にとなったが、その5年前の2011年、デュアルレンズカメラ搭載のスマホはとっくに世の中に登場していた。

2011年には登場していたデュアルレンズカメラ搭載スマホだが、本当に流行ったのは去年のiPhone 7 Plusから

iPhone 7 PlusのデュアルレンズのサプライヤーはLG Innotekであることが確認されているが、実はそのLGが2011年にLG Optimus 3Dでデュアルレンズカメラ搭載スマホを世界で最も早くリリースしていたのだ。しかしそれから5年、iPhone 7 Plusが登場してからデュアルレンズカメラ搭載スマホは少しずつ市場に受け容れられるようになった。確かに、デュアルレンズカメラを搭載したiPhone 7 Plusは多くの場面でその撮影性能に明らかに突出した性能を示すことが世間に知れ渡ったからだ。

iPhone-7-Plus_unbox

2017年にはデュアルレンズカメラ搭載スマホが前年比400%成長か

Appleは自社のフラッグシップモデルともいえるハイエンドのiPhone 7 Plusをリリースすることで、デュアルレンズカメラにスポットライトを当てた。そしてマーケティングリサーチ機構によれば、デュアルレンズカメラはますますブームとなっており、2017年には、3億台ものスマートフォンがデュアルレンズカメラを搭載するのではないかと予測しているところもある(もちろんその3億台には、今年リリースされる予定の新型iPhoneも含まれている)。そして、もしその台数が本当に売れたとしたら、なんと前年に比べて400%成長となるという。

 

iPhone 7 Plusのデュアルレンズのサプライヤー、LG Innotekはホクホク

デュアルレンズカメラのスマホが普及するにつれて、多くのメーカーが自社製品に”デュアルレンズ”を搭載するのは必須条件と考えているようだ。LG InnotekはAppleのiPhone 7 Plusで唯一のデュアルレンズのサプライヤーだが、iPhone 7 Plusが売れていることから、LG Innotekにも莫大な利益がもたらされている。

 

AppleとiPhoneが業界標準を作り出している典型的な例

現在のスマホの発展の動向を見ていると、デュアルレンズカメラはスマホ(特にハイエンド機)の”標準装備””標準仕様”の1つとなりつつある。昨年iPhone 7 Plusが発売される前には、iPhone 7 Plusにはデュアルレンズカメラが搭載されることはかなり早い段階からリークされていたものの、果たして本当に売れるかどうかは誰もがわからず、静観状態だった。

しかし今はどうだろう。iPhoneを含めた多くのスマートフォンで、デュアルレンズカメラは標準装備になりつつある。そしてこの勢いは400%成長という数字に本当になるかどうかは別として、今年以降も続くのは間違いないだろう。

 

画蛇添足 One more thing…

このデュアルレンズカメラは指紋認証がAppleのiPhone 5sで初めて搭載されたTouch IDによって爆発的に広まった現象に似ている。Appleは最初にそのテクノロジーを導入するということに拘っていないが、やはりAppleが”業界標準”を作り出しているのは間違いないといえそうだ。

私自身もiPhone 7 Plusを使っているが、特に後ほど追加されたカメラアプリのポートレートモードでの被写界深度エフェクトは、まるで一眼レフを使っているかのような奥行きを出すことができるのが気に入って多用している。SNSなどで公開するとやはり他のスマホとは圧倒的な差がつけられるため、それもまたiPhone 7 Plusなどデュアルレンズカメラ搭載スマホが売れるための宣伝に一役買っているのだろう。

ただ、iPhone 7 Plusのポートレートモードで十分な被写界深度エフェクトを得るには、相当な明るさが必要なのが現状だ。今後のiPhoneではその欠点が補われると嬉しい。

記事は以上。

(記事情報元:WeiPhone

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