アメリカのメディアCNBCより、サプライチェーンからの情報として、iPhone SEは中国での予約受付台数は340万台に達したとの報道があった。
しかしCNBCはその後、iPhone SEは中国ではAppleが思っているほど成功しないだろうとも指摘している。なぜならCNBCは更にAppleのプレミアムリセラーや中国で暗躍する転売屋(以下転売ヤー)に取材を行い、彼らがiPhone SEの中国市場での売れ行きについて悲観的に捉えていることを発見したからだ。
実際、リセラーでも転売ヤーでも、どちらもiPhone SEはiPhone 6sやiPhone 6シリーズのように大人気になると思っていないようだ。
とあるリセラーの社長はCNBCに、「iPhone SEには何もイノベーティブなところがない。だから市場のニーズはiPhone 6sや6と同じとは思わない」と答えている。そんな感じなので、この社長は自社で販売するiPhone SEの定価を、Appleのオフィシャルの販売価格より20元引いた設定にするという。
転売ヤーは、これまでは新登場したiPhoneからは1個転売する毎に300元の利益が得られたが、今回のCNBCの取材によると、iPhone SEではたった30元しか稼げないという。
実際、iPhone SEは明日販売開始予定だが、まだオフィシャルサイトで4/2〜4/7に発送できると書いているところから、その不人気ぶりがうかがえる。昨年や一昨年のiPhone 6/6sシリーズの時は、香港では予約開始後一瞬で買えなくなり、大陸でも初日で予約が受け付けられなくなった。
なお中国大陸では3月31日からのApple Storeでの店頭販売も予告されている。相当人気がないのだろう。逆に日本の方が人気があって配送日が遅くなっているほどだ。
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(記事情報元:9to5Mac)