iPhoneを買った後、本当に玄関先に空からiPhoneが降ってくる日が来るのだろうか?途中でパチンコで打ち落とされたり、玄関先で盗まれたりする危険性はないのだろうか?
既にAmazonをはじめとした企業がテスト中、でもAppleがドローン配達陣営に入ったら大ニュース
ドローンを使った配達については、アマゾン(Amazon)が既にテストを開始しており、日本の東京でもこのシステムを導入しようとする動きがあることはニュースで出ており、特別新しいニュースでもない。しかしもしAppleがそのドローン配達陣営に加わったとしたら、それは大きなニュースになるだろう。内部事情に詳しい人物によると、Appleは秘密裏にドローンを使った無人配達に関する研究チームを結成していたという情報が入った。Appleは既にこのドローン配達に1年以上のテスト時間をかけているという。
もしこの情報が正しければ、将来のネット上のApple Storeで買い物をすると、家の入り口までドローンが製品を送り届けてくれるということになりそうだ。あなたがiPhone、iPad、Apple Watch、あるいはMacBookを買おうとも。(iMacはどうなるのだろう?笑)
ドローン配達の実現には課題が山積み
理論的にはできるのだろうが、しかし現実はそう簡単にはいかないだろう。既に多くの会社がドローン配達に意欲を見せているが、本当に実践するとなれば多くの困難に直面することになる。なぜなら、このドローン配達には多くの解決しなければならない課題があるからだ。例えば、、
- ドローンが配達途中に誰かに打ち落とされる
- 人間でなくても鳥などに当たったり攻撃されたりする
- 雨や風などの天候の影響を受ける
- 他のドローンと激突する
などの危険性が山積みだ。更に届ける先にも専用の受け取りの場所がないと、まさか玄関先に貴重なApple製品を落としていくわけにはいかないだろう。そしてAppleの問題は、Apple製品はどれも価格が高く、多くの人が欲しがるということだ。もし途中でものが紛失したりすれば、その損失は計り知れないものとなる。
オンラインのApple Storeの改善項目の1つか
Appleは世界で最も効率よく金を稼ぐ実体店舗といわれるApple Storeを世界各地にオープンしている。AppleはこのApple Storeに来ることで、Apple製品ワールドを体験してほしいとしているが、そのことがAppleのオンラインストアをもっとよくしようとする活動に影響することはない。しかしもしドローンでiPhoneを運ぶことになれば、そこまでの道のりは遠いものだろう。Apple Storeには最近、DJIのPhantom 3が入荷して、実際にドローンそのものをAppleが販売している。Appleはこの製品からも、ドローンに関する何らかのインスピレーションを得たのかもしれない。
Appleが新分野に入る時にはまず”他社にやらせる”。Appleの参入は後か?
実際、もし天候などの客観的条件がクリアできたとしても、Appleはすぐにドローンによる無人配達サービスを始めるとは限らない。Appleは新しい分野の製品やサービスについてはまず”様子見”をするという文化がある。Appleは他の企業がそのジャンルへの投資をはじめ、ある程度の教訓を得たのを見た後、はじめてその中に入っていくのがこれまでのセオリーだ(まるでトヨタのよう?笑)。そして他人の経験を活かして改善や革新をおこない、そして”もう一度世界を変える”とか、”どこを見てもイノベーティブ”と豪語して発表するのだ。
Appleもドローンに盗撮されている
話を元に戻して、最近建設中のAppleの新本社社屋【Campus 2】がメディアのドローンによって盗撮されてその写真が公開されてもAppleが意に介さないのは、ドローンについての可能性を探っているからなのかもしれない。
今後、ドローンによる無人配達は現実となるだろうか?
画蛇添足 One more thing…
私も個人的にはドローンによる無人配達は相当に課題を解決する方法を見つけないと、非現実的ではないかと思う。相当上空を飛ばない限り、子供達の遊びにとっても格好の標的となるからだ。ドローンは配達をするわけで、飛び立つ時と着地する際に必ず低空飛行をするタイミングが発生する。何らかのチューブのようなもので保護するなどを考えないと、鳥や子供などから逃れることは難しいだろう。
日本のような安全なところならまだしも、その他の国での実現は更に難しいかもしれない。特にアメリカでは銃の使用が認められているところではこれも格好の標的になりそうだ。そして町中でも治安の悪いところを飛ぶかもしれないからだ。
逆に、ドローンを飛ばすのであれば上空ではなく、専用の地下トンネルを通じた方がいいのではないか?と思ったりもする。それが一番の解決方法かもしれない。
記事は以上。
(記事情報元:WeiPhone)