Appleのフェデリギ上級副社長:「プログラムができないと将来文盲と同じに」

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Appleのコンピュータプログラミングを1時間教えるというイベント、【Hour of Code】が現在米国のApple Storeで行われている。Appleはこのイベントを通じて、子供達にもっとプログラミングを理解してもらおうとしている。

Appleのクレイグ・フェデリギ上級副社長がちょっと過激な発言を。。

AppleのWWDCや新製品発表会でよく壇上に上がることで有名な同社のクレイグ・フェデリギ(Craig Federighi)ソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長はBBCの取材を受け、若者がプログラミングに触れるのは非常に重要なことであり、なぜなら将来プログラミングができないと未来の文盲になってしまうだろうと答えている。

 

プログラムを書けることは本を書けることと同じくらい重要に

フェデリギ上級副社長は更に、「これらのデバイスは既に我々の生活の一部分になっています。どこに行こうと、何らかの形のコンピュータが存在し、アプリケーションを作れることは、本を書けるくらいの重要性を持つようになります」と述べている。

 

プログラマは実はイノベーションと表現性と社会性にあふれたお仕事

フェデリギ氏は、プログラミングは一種の言語のようなもので、一種の全く新しい思考方式だとし、自らが10歳の時にコードと出会ったことに触れている。そして多くの人がプログラミングは孤独でしかもテクノロジーの要素が非常に強いと感じているかもしれないが、実際にはプログラマは非常にイノベーションに溢れていて、表現力や社会性をもつ職業の1つであると主張している。

 

画蛇添足 One more thing…

フェデリギ氏が「文盲」という言葉を持ち出したことはちょっと過激かつ刺激的で、物議を醸しそうな予感がする発言になりそうだ。ジョブズがいた頃のAppleでは、ジョブズ以外がそんなことを述べるなど考えられないことだった気がする。

確かに、今後はIoTの普及が予測され、更に身の回りにはコンピュータを搭載したモノが増えてくるのは間違いない。その際にそれらがいったいどんな原理で動いているのか、少なくとも自分でプログラミングはできなくても知識として知っておいた方が色々な場面で役に立つことは容易に想像できるだろう。

プログラミングそのもののとっかかりはそんなに難しくはないよ、ということをフェデリギ氏は言いたかったのだろう。実際、子供でもプログラミングを覚えようと思えばできる。ようは、やる気次第だ。しかも、英語が母国語ではない私にだって。。

実は私自身もフェデリギ副社長と同様、小学校中高学年の10歳頃からMSXパソコンとプログラム言語BASICに触れ、基本的にはゲームを遊びたい一心で、BASICを必死になって覚えたりキーボードで打ち込んでいたのを思い出す。中学校くらいまでは簡単なゲームやプログラムは組むことができた(ような気がするレベルだ。笑)。BASICはIF文やサブルーチン、そしてMSXにはスプライトがあったなあ、、とおぼろげに思い出せる。おかげさまで英語の単語は結構覚えたし、キーボードの打鍵はいつの間にかブラインドタッチができ、しかも当時は他の人に比べてめちゃくちゃ速くなったものだ。その後特にプログラム言語は学んでいないが、MS-DOSなどにもすんなりなじめたし、少なくとも現在でもターミナル画面におびえるようなことはないのは役に立っていると思う。

確かに、子供の頃にBASICを独学したことで、プログラミング的な思考ができるようになった。つまり論理的にものごとを考えられるようになったり、先回りして組み立てて考えたり、当時からPDCAのようなことをやっていた気がする。そしてプログラミングは記憶力や想像力、そして創造力を鍛える訓練にもなると思う。それが今やiOSの脱獄なんぞをあくまでユーザとしてやっているわけで、なんとなく因果を感じるのである。

一念発起してAppleのSwiftでも勉強してみようかな。。

記事は以上。

(記事情報元:Mac X

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