4月24日にいよいよ発売開始された。Appleのスマートウォッチ、Apple Watch。
皆さんご存じの通りApple Watchには3つのバージョンがあり、そのうちのEdition版は最低でも100万円する最高級モデルだ。そのあまりにも高い値段にクラクラするが、手に入れたいと思っている人も少なくないだろう。
しかしそのEdition版とそれ以下の無印Watch版、Sport版との違いはというと、時計シャーシ金属部分に金が使われているということだけで、中のApple Watchのメカの部分は実は他の2つのバージョンと基本的には差がない。ということは、無印版かSport版のシャーシ部分を金色っぽく変えてしまえばEditionぽく見せることはできる!?
お隣中国では既にそのシャーシ部分にメッキをしたり塗装をしたりする業者も現れたのは、既に日本でもニュースになっているとおり。
しかし今日のニュースで、更に中国ですごい業者が現れた。
なんとApple Watchのシャーシ部分をカスタムでマシニングセンタでCNC加工してしまう業者が出現したのだ。。
情報をくれたのはiPhoneの新製品情報リークや分解などでそこそこ有名な中国のGeekBarの代表、張磊(磊哥)。しかし彼ら自身で作っているわけでもないらしい。いずれ、GeekBarからこのサービスが始まるかもしれないが、まだ予定は未定のようだ。
CNC加工してしまえば、どんな色の金属も加工できてしまう(もちろん硬度が高すぎるのはNGだが)。銅などの廉価で金色っぽい金属を加工してしまえば、Editionっぽく見せることも可能なわけだ(メッキがのりやすい金属で加工して金色っぽいメッキを施す手もある)。更に金色以外のカスタム色も作ることができる。もちろん、外側の意匠を変更することだって可能だろう。外観が丸っぽかったり、または角張ったApple Watchにすることだって加工だ。iPhoneなどでもシャーシ交換をしてしまうような、いわゆる究極のカスタマイズがApple Watchでも可能になるというわけだ。
恐らく本物を分解して、3Dスキャナなどで寸法をとって、プログラミングしてCNC加工しているのだと思う。ただ、基本的に寸法公差まで分析できるわけもなく、寸法の正確さなどはわからないため、防水性能に不安が残るし、ベルトの着け具合などがどのくらいスムースなのかは不明。
いずれにせよ、今後中国でApple Watchの中古を買うときには、ちゃんと中身(設定>一般>情報でモデル番号など)も確認した方が良さそうだ。
中国はやっぱり何でもやっちゃうワンダーランド。楽しすぎる。
しかしAppleも、Apple Watchのバージョンによって中身のメカを変えなかったのが悪かったのかもしれない。。
記事は以上。