Macが好調!2014年Q4で四半期ベースでの売上記録を更新

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Seeking Alphaによると、AppleのコンピュータMacの2014年度第四四半期(財務年度)の業績は投資家達を驚かせたという。というのもそれまでは下降の一途を辿っていたMacの売上数量が四半期の新記録を打ち立てたからで、合計で552万台も売れたといい、営業収入は66億米ドル(約7,814億円)となったからだ。ここ2年ほど、パーソナルコンピュータ市場そのものの売上数量が減っている中で、Macだけは他のPC市場に比べ善戦しており、市場でのMacのシェアは徐々に大きくなりつつある。

iMac_MacPro

上記の数字、552万台は昨年の同期の売上よりも21%増加しており、営業収入では18%増加している。更にこの勢いは留まることがないという。Seeking Alphaの記者による次の四半期(2015財務年度第一四半期)のMacの売上数量予測では、590万台に達するのではないかとされ、営業収入は76億ドル(約9,002億円)にもなるとみられている。しかもこれはかなり控えめな予測だという。

MicrosoftがWindows XPのサポートを打ち切ったことが、一部のユーザをWindows陣営からMac陣営に移るきっかけになったこともあるかもしれない。
このままMacの売上が伸びていけば、PC市場におけるMacの春が訪れるのは近いかもしれない。

画蛇添足

このMacの予想外の売上の伸びは、当然ながら好調なiPhoneの売上に引きずられたものだろう。iPhoneの発表とともに、MacのOS Xの発表も行われる。OS X YosemiteでContinuityという新たな機能でiOSデバイスともかなりシームレスに繋がるようになり、それがMacの売上アップに貢献しているのは間違いない。

しかしMacのシェアが伸びてくると、今度は悪玉ハッカー(クラッカー)に狙われる可能性が高くなってくる。

Macに基本的に殆どウイルスが存在しないのは、システム自体の堅牢性がある程度高いのもあるが、主要な原因はそもそもMac自体のシェアが低いからだ。シェアが低ければウイルスをせっかく作って広めても世間的な影響力は弱く、それでは悪玉ハッカー達にとっては何のプラスにもならないからだ。

シェアが高くなれば、いよいよMacにも本格的なウイルス対策をしなければいけない時期がやってくるかもしれない。Windowsのような余計な費用とウイルス対策ソフトウェアの管理やメモリが食われるなどのデメリットがMacにもたらされると、OS X Yosemiteで既に結構愛想が尽きてきたMacを余計嫌いになってしまうかもしれない。次はChromebookかな。。

記事は以上。

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