Appleから巨額の賠償金を狙って訴訟を起こす特許ヤクザが後を絶たない。
今回は携帯電話用カメラシステムに関する訴えだ。
Appleが出願・取得した特許をマニアックに扱っているサイトPatently Appleの記事(英語)によると、
数日前、TLI Communicationsという著名な特許ヤクザ会社が、
Appleに対して訴訟を起こした。
TLIが言うには、AppleがTLIの持っている特許を侵害したというのだ。
その特許とは、Appleが写真をフォーカス・アップロード・保存・管理するための、
携帯電話モバイルデバイスからデジタル画像を引き出すための製品やそのプロセスだという。
その特許番号は6,038,295(’295特許)で、
発明者はHeinz Mattes博士だという。
この特許は最初はシーメンス(Siemens)が持っていたが、
現在の特許保有者であるTLIが権利譲渡の方式でその権利を保有しているという。
TLIの訴訟文書の中で、
Appleのコンピュータ、パケット通信を行う電話及びその他Websiteベースのサービスがその対象という。
そしてそれはiCloud、iPhoto、iMovie やPhoto Streamを含みそれだけに限らないといい、
それらが全てTLIの特許を侵害しているという。
TLIは既に米国バージニア州東部地区の地方裁判所に訴訟書類を提出しており、
今回の訴訟を担当する裁判長はT. S. Ellisであるという情報も既に明らかになっている。
ますます特許ヤクザに囲まれるアップル。
もちろん正常な手段での訴訟は真摯に受け止める必要があるとは思うが、
評判の悪い特許ヤクザからの訴訟には毅然とした態度で臨んでもらいたい。
そこで変に賠償金でも取られたら、
それは結局製品価格の上昇に繋がり、
結果的に消費者である我々に転嫁されるのだから。。
記事は以上。