iPhoneの6年の輝かしい歴史を振り返る画像

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iPhone_evolution_2013_1知らず知らずのうちに、iPhoneは既に7世代目に突入している。
初代は3Gがなかった頃の貧弱なiPhoneから始まり、
今やiPhone5sとiPhone5cは既に誰もが認める最も売れている最強のスマートフォンとなっている。
iPhoneは6年の発展の歴史を経てその影響力をますます拡大し、
全世界の消費者の注目を集めている。

AppleのiPhoneは以下のような歴史を辿ってきた。
(画像はiClarifiedのもの)

■2007年 初代iPhone(iPhone2G)
iPhone_evolution_2013_iPhone2G

Appleが発売した初めてのiPhone。

・2Gのみ
当時は3Gが普及しておらず、2G(GSM、GPRSとEDGE)のみ対応で、
それに対応する国・地域のみの販売となった。
日本では公式にはGSM(2G)が存在しないため、持ち込んでも使用することはできなかった。

・発売第一週での出荷台数は70万台。

・iOSはまだiPhone OSと呼ばれ、バージョンは1からだった。

・マルチタッチスクリーン
当時のスマートフォンは1つの指でしか操作ができなかったが、
iPhoneでは2本以上の指でスワイプ・ピンチなどの操作を行えるようにした。
また他の熱感知や圧力センサー式のスマートフォンに比べ、
静電感知のディスプレイを採用したため、
圧倒的に感度がよかった。

・マルチランゲージ
iPhone OSではMac OS同様、
ネイティブで多言語表示・入力に対応していたことも、
当時のWindows MobileやSymbian OSを凌駕していた。

・デザイン
背面デザインはAppleのトレードマークとも言えるアルミと、
下部はプラスチックのツートンデザイン。
正面のベゼルは現在のiPhone5やiPhone5sと似ていて、
iPhone5はその部分のみ初代のデザインを再復活させたともいわれる。

・キャリアによるSIMロック
全てのiPhone2G(初代)にはキャリア(AT&T)によるSIMロックがかかっていたが、
脱獄によるSIMロック解除によってGSM形式を採用する他国で使用可能となり、
非常に高価であったが中国にも並行輸入され、携帯市場にて販売されていた。
私も2007年に当時住んでいた中国北京にて購入し、使い倒していた。
脱獄やSIMロック解除を覚えたため、
このブログがその方向に向かっていったという記念の端末でもある。

■2008年 iPhone3G
iPhone_evolution_2013_iPhone3G

日本にとっては初めて販売されたiPhone、iPhone3G。
キャリアはSoftBank Mobile(ソフトバンクモバイル)のみで、
あの孫正義が先陣を切ったお祭り騒ぎを覚えているだろうか。

・デザイン一新
背面全体にポリカーボネートを導入し、
カーブを持たせた新デザインを採用。

・カラーバリエーション
ホワイトとブラックの2色展開となった。

・性能
CPU性能など、機械としての内部性能は実はiPhone初代(2G)と同じであったが、
3Gデータ通信やAGPSを搭載した。

・iPhone OS 2を搭載。
後にiOS3にバージョンアップすることで、
コピー&ペーストに対応した(それまで対応していなかったのがかなり不便ではあった)。

・AppStoreがデビュー
iPhone2G(初代)では、Appleのネイティブアプリ以外は脱獄して、
脱獄アプリを入れるしかなかったが、
iPhone3GからはApp Storeがデビューし、
立ち上げ当初は500のアプリケーションをダウンロードできるようになった。
自分の好きなアプリケーションのダウンロードと、
第三者が開発したアプリケーションが(Appleの審査を通れば)アップロードされるようになり、
魅力的なアプリが溢れ、また統一決済によって巨大な市場が生まれた。

・200万画素のカメラを搭載
当時のiPhoneのカメラは同世代の他の携帯と比べても明らかに貧弱だった。
オートフォーカスもなかったし、ビデオも撮影できなかった(App Storeでサードパーティー製のビデオ撮影アプリはいくつかあった)。

・発売第一週での出荷台数は100万台。

■2009年 iPhone3GS
iPhone_evolution_2013_iPhone3GS

iPhone3Gのマイナーチェンジバージョン、iPhone3GSが2009年に発売。

・デザイン
iPhone3Gのものをそのまま継承、正直3Gと3GSはぱっと見で見分けがつかなかった。

・600MHzのCPUを搭載、性能の大幅アップが図られ、
明らかにiPhone3Gよりも3GSの方が速いと体感できるほどだった。

・iPhone OSはこの3GSの時代からiOSと名前を変え、バージョンは3に。
テザリング機能、音声コントロール(ハンズフリーボイスコントロール)、アクセシビリティ、デジタルコンパス追加。

・カメラ性能が320万画素にアップ
評判の悪かったカメラも320万画素にアップした。
しかしそれでもまだまだカメラの性能は他の携帯に比べ後れをとっていたことは否めない。
ただ、iOS3からオートフォーカスカメラ、ビデオ撮影機能が追加されている。

・発売第一週での出荷台数は100万台。

・私はiPhone2GからiPhone3GSに乗り換えたが、
中国広東省珠海とマカオ(澳門)の国境のところで盗まれたのを覚えている。
当時はまだ脱獄もしやすく、SIMロック解除も脱獄ツールultrasn0wでできた。

■2010年 iPhone4
iPhone_evolution_2013_iPhone4

デザインが一新されたiPhone4が2010年に登場。

・デザイン
背面に強化ガラスを採用し、丸みを帯びた形状からフラットに変更された。

・Retina(網膜)ディスプレイ搭載
iPhone3GSとの違いはRetinaディスプレイを搭載したことが非常に大きく、
163ppiから326ppiになり、
明らかに同世代の携帯よりも圧倒的に綺麗な液晶を誇っていた。

・FaceTime、本体前面カメラ初搭載
ビデオ電話であるFaceTimeが搭載されたため、
本体前面にもカメラが搭載されるようになった。

・Apple自社ブランドによるA4チップを搭載。
A4チップはマイクロプロセッサやGPU、半導体メモリをひとつの集積回路にまとめたApple独自のCPUだ。
しかしiPhone3Gから3GSほどの劇的な速度向上は感じられなかった記憶がある。

・SIMサイズはMicro SIMを採用。

・CDMA版(CDMA2000 1x対応)
このiPhone4からCDMA版が販売開始されたが、
当時のCDMA版はSIMトレイそのものが存在せず、
機体の中に携帯番号を記録させる形式だった。

・アンテナ問題「アンテナゲート」
このiPhone4にはハードウェアレベルでアンテナの問題があり、
ベゼルのアルミ部分を繋ぐプラスチックの部分を指で塞ぐと、
アンテナのレベルが劇的に低下するという問題を抱え、
この問題は「アンテナゲート」と呼ばれたが、
Appleは最後までこの問題をハードウェアの問題と認めず、交換にも応じなかった。
かのスティーブ・ジョブズがこの問題は非常に小さな問題だと公式に釈明していたのが思い出される。

・カラーバリエーション
リリース発表当初はブラックとホワイトの2色とされていたが、
当初はブラックのみの販売でスタートし、
ホワイトは製造上の問題で販売10ヶ月後まで発売されなかった。
当時まだホワイトのiPhone4がリリースされる前に、
上海で友人が経営するクラブ「Node Lounge」を訪れたハイパーメディアクリエイター高城剛氏が、
既にホワイトのiPhone4を持っていたことが印象的だった。

・発売第一週での出荷台数は120万台。

・私は当時上海に駐在員として滞在していたため、
iPhone4発売後すぐに電気店でUS版(AT&T版)を手に入れ、
脱獄してultrasn0wにてSIMロック解除して使っていた。

■2011年 iPhone4S
iPhone_evolution_2013_iPhone4S

Appleの共同創始者で、当時のCEOだった故Steve Jobs(スティーブ・ジョブズ)が、
生前に自ら手がけたiPhoneとしては最後の世代となったiPhoneがiPhone4Sだ。

・名前の由来
スティーブ・ジョブズの死語に発売されたこともあり、
当時iPhone4Sの命名のルーツはfor Steve(4S)という話もあるほどだ。

・2013年11月現在、現行販売モデルとしては最古のものとなっている。

・発売第一週での出荷台数は400万台
このiPhone4Sで爆発的に世界中でiPhoneが大ブレイクした形だ。

・機械性能
A5チップを搭載し、iPhone4よりも明らかに優れた性能を発揮した。

・背面800万画素カメラ
このiPhone4Sからようやくカメラ性能が他の携帯・スマートフォンに追いついた形だ。

・iOS5、Siri搭載
AppleはこのiPhone4SからSiriを搭載した。
公式にはiPhone4SのSはSiriのSである。

・アンテナ問題改善
iPhone4にあった所謂「アンテナゲート」の問題がハードウェア的に見直され、
アンテナの位置も変わったため、
外観でiPhone4とiPhone4Sを見分けることができるようになっている。
デザインとしては他にマナーモード切替スイッチの位置もiPhone4から変更になっている。

・私は、iPhone4Sは日本Softbank版→US版→そして現在も使っている日本Softbank版(脱獄・BBチップ交換にてSIMフリー化済み)と3台続けて使用しており、現在でもiOS6.1.2を維持し、脱獄してiPhone5と共に使用し続けている。

■2012年 iPhone5
iPhone_evolution_2013_iPhone5

初めてディスプレイサイズに変更が加えられたiPhone、
iPhone5が2012年にリリースされた。

・ディスプレイサイズの初めての変更
従来の3.5インチから4インチと縦長になったため、
ネイティブアプリでないアプリは上下に黒い隙間が出るなどの現象が現れたが、
アプリの開発者がiPhone5にあわせてアップデートしていき、
現在は殆ど全てのアプリがiPhone5の縦長ディスプレイに対応するようになった。

・Lightningコネクタ採用
iPhone初代からiPhone4Sまで使われていた30pinコネクタに変わり、
認証チップ付きのLightningコネクタが採用された。
このLightningコネクタの特徴は表裏を意識せず挿入できることだ。

・A6チップを搭載
iPhone4Sと比べて2倍速いことになっているが、
そこまで劇的なスピードアップはないような感じはする。

・デザイン
アルミの削り出しによるベゼルと背面のツートーンがiPhone2G(初代)を彷彿とさせ、
また更に薄く、iPhone4Sに比べて明らかに軽くなっているのも賞賛に値する。

・SIMサイズ
Microより更に小さくなり、nano SIMを採用した。

・iOS6搭載
このiOS6でリリースされ、
デフォルトアプリケーションとしてGoogle Mapsと置き換えられた、
AppleオリジナルのMaps(地図アプリ)が非常に不正確かつ過少な情報により大不評で、
最終的にCEOのTim Cook(ティム・クック)の謝罪と、
Google Mapsのダウンロード可能化という結末となる。
それがScott Forstall(スコット・フォーストール)上級副総裁の離職を招き、
そのことが結果的に次世代iOS7のJony Ive(ジョニー・アイブ)主導のフラットデザイン採用を決定づけることになる。
上記のGoogle Maps以外にも、Youtubeのアプリも削除され、
Googleとの決別が図られたのもこのiOS6からだ。

・LTE(4G)高速通信
LTEとはLong Term Evolutionの略。
iPhone5からこの高速通信に対応した。
なおLTEが搭載されたことにより、
販売国毎に対応するLTEの周波数が違うという現象が発生している。

・発売第一週での出荷台数は500万台。

・私は現状ではこのiPhone5を最新機種・メインマシンとして使用している。ちなみに最初に買ったのはシンガポール版だが、その後不具合があり香港Apple Storeにて香港版に交換している。いずれもSIMフリー。

■2013年iPhone5s/iPhone 5c
iPhone_evolution_2013_iPhone5s-5c

これは現在進行形のため、解説の必要はないだろう。
iPhone5sのTouch ID、A7チップ搭載、ゴールド色の追加が大きな違いくらいなものだ。

たった6年前には存在すらしなかったiPhone。
この短い6年間でAppleのiPhoneは誰にでも知られる存在となり、
多くの携帯電話とそのメーカーを駆逐し、
スマートフォンのデザインやあり方を定義した。
iPhone後のスマートフォンは、
性能的にも外観的にも基本的にはiPhoneのコピーでしかあり得ないと言い切れるほどだ。

全体的に見ればiPhoneは初代から現行のiPhone5s/5cまで、
ボタンやスイッチの配置なども殆ど変更がないが、
その内部機械性能やソフトウェアの進化には劇的な進化が見られ、
新機種が発売されるたびにユーザーを狂喜乱舞させている。
2010年のiPhone4でも大きなデザインの変更がみられたが、
2013年のiPhone5s/5cでは初めてiOSそのものに全く新しいデザインが導入され、
iOS7でフラットデザインが導入され、
より簡潔で多彩なデザインとなり、
またiPhone5cではカラーバリエーションが増え、
消費者の選択肢の幅が広がったと言える。

これからの数年間、iPhoneがどのように進化するか、見ものである。
まずは来年のiPhoneのメジャーアップデートでどのように変化するか。。
このブログでも最新情報を追う予定である。

記事は以上。

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