iOS7搭載デバイスでは、
ダウングレードやベースバンド維持アップグレードが更に難しくなるかもしれない?
去る9月18日にiOS7.0正式版がリリースされ、
それに合わせてAppleはiTunesを11.1に更新した。
iTunes11.1以上がないとiOS7との同期ができないようになっているので、
iOS7を使うユーザー、
特にデフォルトでiOS7がインストールされているiPhone5sやiPhone5cを買ったユーザは、
必ずiTunesを11.1にアップグレードしなくてはならない。
しかしこのiTunes11.1が、
iOS7のカスタムファームウェアを使いたい人にとってはくせ者のようだ。
・脱獄ツールの「Sn0wbreeze」、
・SHSH抜き出しツール「iFaith」、
・デバイスをDFUモードに簡単に移行できる「iREB」
※上記全てはWindows用アプリケーション
の開発者で著名なハッカーで@iH8sn0wが9月21日、
「iTunes 11.1はiOS7のカスタムファームウェアをキル(拒否)するようだ。代案としてカスタムリストアを用意する必要がある」
と自身のtwitterにてつぶやいている。
So iTunes 11.1 seems to kill Custom IPSWs for iOS 7. Alternatives will be needed to perform custom restores.
— iH8sn0w (@iH8sn0w) September 21, 2013
どうやら@iH8sn0wはiTunesを使わずにカスタムファームウェアを復元できる新しいツールの開発に既に着手しているようだ。
更に、@iH8sn0wによると、彼の手によるiREBもiTunes11.1によって、
s5l8900xデバイス(iPhone 2G、iPhone 3G、and iPod touch 1G)において利用できなくなっているとつぶやいている。
In other news, iTunes 11.1 also breaks iREB on s5l8900x devices (iPhone 2G, iPhone 3G, and iPod touch 1G).
— iH8sn0w (@iH8sn0w) September 21, 2013
iREBはsn0wbreezeと同様Windows専用のプログラムで、
iOSデバイスをDFUモード(pwnedモード)にすることができるツールだ。
これをすることによって、
iOSデバイスにカスタムファームウェア(CFW)を流し込むことができるのだ。
iREBツールを使うことで、
カスタムファームウェアを使った復元や更新の際に、
iTunesで出現する1600/1601/1602/1603/1604エラーを回避するのに役に立っていた。
iOSやiTunesがバージョンアップする毎に、
難しくなる脱獄やダウングレードや、
現在Appleに正式に認証されているものより低いバージョンを維持したままの復元。
ツールもいたちごっこで発展していくことと思うが、、
Appleが勝つか、ハッカーが勝つか。
開発者ではない我々は固唾を飲んで見守るしかない。
記事は以上。