アメリカのスマホ人気アプリランキングトップ10は3社独占、マイクロソフトは入選せず

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ニールセンが最近発表したデータによると、2015年のアメリカの人気トップ10モバイルデバイス用アプリは3社によって独占されたという。その三社とは、Facebook、Google、そしてAppleだ。しかし世界で最も収入が多いはずのソフトウェア会社、Microsoft(マイクロソフト)はランキングに入らなかった

この2015年のアメリカでの月間平均ユーザ数ランキングトップ10でFacebookのアプリが3つ入り、またFacebook本体アプリは2年連続で1位となった。FaecebookのMessangerアプリが3位となり昨年の7位から大幅ランクアップ。Instagramも8位となり、昨年より順位を1つ上げた。

またトップ10の中ではGoogleグループが5つもランクインした。2位のYoutube、4位のGoogle Search、5位のGoogle Play、6位のGoogle Maps、7位のGmailだ。Appleは2つランクインし、9位のApple Musicと10位のMaps(マップ)となった。

アメリカスマホアプリトップ10ランキング

マイクロソフトにとっては、このランキングは学ぶに値するものだろう。このランキングは正にユーザが欲しがっているアプリを表しており、マイクロソフトはそれを提供できていないということになる。なお、マイクロソフトはこのレポートについて何らコメントをしていない。

マイクロソフトもモバイル端末フレンドリーな製品の開発に努力はしている。例えば無償のOffice 365などだ。Windows 10プラットフォームを基に、デベロッパはPCのために開発したアプリをモバイル端末でも動かすことが可能で、これ自体はWindows搭載スマートフォンが「鶏が先か卵が先か」という問題の解決に役立つだろう。ただ、Windowsスマホユーザが比較的少ないことから、デベロッパがこのプラットフォームそのものでのアプリ開発に乗り気出ないのが問題だ。そしてアプリが少ないため、ユーザもWindowsスマホを買いたがらないというバッドスパイラルに陥っているといえる。

GoogleとAppleがこのランキングに入ったのは全く意外ではない。なぜならGoogleもAppleのアプリも、AndroidとiOSのネイティブアプリだからだ。AndroidスマホであればGmailをダウンロードする必要はないし、iPhoneでは直接Apple Musicが使える。

しかしFacebookのこの成功経験はマイクロソフトも注目すべきだ。Facebookは自社でOSを開発していないが、モバイルアプリで成功している。どんなプラットフォームでも、ユーザはFacebookとInstagramは入れているからだ。

 

画蛇添足 One more thing…

意外なのは、今でも不評なApple Mapsが10位にランクインしていること。。それでも、国によってはずいぶん使いやすくなってきたのかもしれない。特にお膝元のアメリカではアプリ改善に力を入れているのだろう。

ちなみにこのランキングのうち、9位と10位のAppleのアプリ以外の8つは中国からはアクセスできない。。笑 なぜならFacebookもGoogleも中国ではブロックされているからだ。

中国が全く世界と逆行している、というより独立したマーケットを持っているということがまたもや証明されたともいえるだろう(もちろん中国国内にはFacebookやGoogleの代わりになるローカルサービスがあり、それらは中国政府によって海外からの参入から保護されている形になる)。

なお、Facebookは来年から中国で解禁されるという情報が裏情報筋から入ってきたのだが、本当にそうなるのかどうかが楽しみではある。中国だけの、検閲付のドメインで解禁になるのかもしれない(コンテンツ閲覧制限付きとか。。)

もちろん、日本のランキングではLINEや食べログなどが入ってくるのかもしれない。

記事は以上。

(記事情報元:新浪科技

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