次世代iPhone、【iPhone 7s/7s Plus】や【iPhone 8（或いはiPhone X）】は例年通りにいけば今年も9月にリリースされる予定と思われるが、サプライチェーンの情報では既に部品生産計画が前倒しされており、これはAppleによる様々な新技術の導入によって従来よりも長い時間を用意したと考えられる。

Appleは既に次世代iPhoneの部品の試作と検査・在庫準備をサプライヤーに指示している？

そして先週金曜日の台湾のメディアによって、サプライチェーンからの情報として、Appleは既にチップ工場と部品工場に新型iPhone用の部品の試作を開始するよう指示をし、今年の新型iPhoneシリーズの検査と在庫の準備を前もって早めるように要求したという報道があった。そして部品とチップは2017年第一四半期の終わり頃（3月末辺りか）にAppleに納品されるという。

次世代iPhoneにはベゼルレス有機ELディスプレイ搭載か

Appleは次世代iPhoneによって市場を先取りしたいと考えているようだ。というのも新型iPhoneには多くの新しいテクノロジーが採用されているからだという。例えばベゼルレスの有機EL（OLED）ディスプレイは多くの人の注目を集めている。台湾のサプライヤーは、2017年第一四半期末からサムスンディスプレイ（Samsung Display）が提供する有機ELディスプレイパネルを使ってテストをするもようだ。

Appleは新型iPhoneの部品に厳しい検査基準を要求

サプライチェーンからの情報によると、Appleは2017年のiPhoneに使用するチップ、アッセンブリ、モジュールや機械部品に非常に厳しい検査基準を要求しているという。これはつまり、Appleは今年のiPhoneは消費者の手に届く頃には何も問題がないように、できるだけ長い準備期間をおきたいと考えていることを暗示しているといえよう（これまでのiPhoneに問題があったから、ともいえるかもしれない）。

次世代iPhoneには更に虹彩センサーも？

また先週金曜日の台湾メディアの報道によれば、【iPhone 8】或いは【iPhone X】は、ワイヤレス充電だけではなく、カメラによる虹彩センサー（目による認識・認証センサー）も搭載するという情報が流れた。サプライチェーンはこの新製品が非常に市場に受け容れられるだろうとみているという。

ただ、台湾メディアは新製品情報に関して誤った情報を出すこともあるため、虹彩センサー搭載についての情報には注意が必要だ。

次世代iPhoneにはLightning-3.5mmイヤホンジャックアダプタは同梱されない？

Macお宝鑑定団Blogの情報によれば、次世代iPhoneにはLightning to 3.5 mm Headphone Jack Adapterは同梱されないという。USB-C to Lightning Cableの販売は継続されるとのこと。

ただ、Lightning to 3.5 mm Headphone Jack Adapterが同梱されないのは【iPhone 8】或いは【iPhone X】なのか、【iPhone 7s】【iPhone 7s Plus】なのか、或いはその3種類全てなのかについては言及されていない。

【iPhone 8】或いは【iPhone X】はベゼルレスになるが故にディスプレイ内に各モジュールを”隠す’ことになりそう？

これまでの噂によると、【iPhone 8】或いは【iPhone X】では5〜5.8インチ（情報によっては5.2インチ）の大きさのカーブ形状のベゼルレスの有機ELディスプレイが採用され、ベゼルレスになるため携帯電話をかける際の上側のスピーカー、Touch IDとホームボタン、そしてFaceTimeカメラなどのモジュールはディスプレイパネルと一体化するか、またはうまく”隠される”ことになりそうだ。

また今年のiPhoneにはiPhone 7/iPhone 7 Plusの後継機ともいえる【iPhone 7s(4.7インチ)】と【iPhone 7s Plus(5.5インチ)】も用意され、それらには従来通り液晶（LCD）ディスプレイが用意されるとみられる。それによって、ディスプレイ性能に差が出るために、【iPhone 8】或いは【iPhone X】は1000ドル以上の価格設定になるとみられる。

記事は以上。

（記事情報元：WeiPhone、Macお宝鑑定団Blog）