新しくなったシャオミ(小米)浄水器500G購入、使用レポート

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中国のシャオミ(小米)といえば、スマホメーカー、、というのはもう今は昔。シャオミはもうほとんど、家電メーカーになっています。以前当ブログでもいくつか製品を実際に購入して紹介してきましたが、今日は2019年に新しくリニューアルされ発売された「小米浄水器500G」を購入してみました。

シャオミの浄水器は、大きく分けて2種類あります。1つは普通に置くタイプ(中国語では厨上式)、もう1つはシンクの下などのスペースに置くタイプ(中国語では厨下式)です。私は今まで普通に置くタイプ(厨上式)を使っていたのですが、やはりキッチンの限られたスペースをかなり占拠してしまうので使いにくいということもあり、今回は厨下式にしよう、と思って探していたら、なんと今年新しく販売されたモデル「小米浄水器500G」があるではありませんか!

というわけで、特徴を調べてみたら、どうやらかなりいいことだらけのようです。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

まず、外観。従来の半分くらいの薄ーい感じの筐体になりました。ということは、浄化(濾過)フィルタの数がこれまでの4から減ったということかな?と見てみたら、やはり2つに減っていました。そしてなぜ500Gなのか?というと500ガロンということ。どの数字が500ガロンなのかは下の方を見てもよくわかんないですが。。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

8つの特徴がまとまっていたので、てきとーに訳してみました。

  • 127mmの薄型ボディ!シンクの下の省スペース化!
  • 500ガロンの大水量!水がすぐ出て殆ど待つ必要なし!
  • 1.37元/日(1日約23円)!2年で3回だけ浄化(濾過)フィルタを交換すればOK!
  • RO反浸透テクノロジー!重金属や有機物を有効的に取り除きます!(これは今までも一緒)
  • 3in1複合フィルタ!浄水能力が強化され更に安心!
  • アプリで水質チェック!いつでも浄水の状態を確認できます!
  • 自分でフィルタ交換可能!出張アフターサポート必要なし!
  • 出たらすぐ飲めて、水が残らない!無缶設計(意味不明)、水の出が更によく!

以下はそれぞれの特徴の詳細説明です。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

500ガロンの概念はよくわかりませんが、上では、1分に1.3L、1日99桶(これは、中国では一般的な16Lの飲用水のプラスチック桶と思われる)の浄水を出すことができ、浄化水と排水の比が1対1、ということです。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

3in1フィルタによって、これまでの4段階浄化を2本で達成。これまでのNo.1、2、4のフィルタを1本にまとめ、No.3のみ独立させることで、2本にすることに成功とな。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

2年で3回フィルタ交換をすればOK、ということですね。交換の頻度を大きく下げ、しかも1日1.37元(約23円)=年間約8400円という低コスト化を実現。ということですが、前の浄水器の1日のコストは公開されていなかったような?あと、以前のフィルタはNo.1などは1〜2ヶ月に1回交換していた感じでしたが、その分頻繁に交換するフィルタは数百円レベルで、安かったのです。

そしてよく考えると、セパレートタイプの場合は、どれかが汚れて基準値を超えた場合はそれだけ換えればよかったのですが、一体化してしまうと他が汚れていなくても全体を換えなくてはならなくなり、結果的にコストダウンって本当にできてるんだろうか、という疑問は湧いてきます。。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

排水の浪費を抑える、ということで浄化水と排水の比率が1:1になったということです。確かにこれは大きい。以前のモデルは、浄化水よりも排水の方が多く、排水は野菜などを洗うのに使えますとは書いてあるのだけど、さすがに心理的に使う気になれず、、たいていの人は捨てていたと思います。今回シンクの下に入れるタイプなので、排水はそのまま排水路に直行してしまう工事になったと思うのですが(工事そのものは見ていない)、いずれにせよ入ってくる水の半分は浄水になるようになった、というわけで、効率がよくなったのはいいことかと。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

フィルタ交換は、古いのをひねって抜き出して、新しいのを入れてまたひねってポン、と簡単です。これは以前も同じ。専門家などはいらず、老人でも子供でもできてしまいます。画期的ですよね。ちなみに以前使っていたシンクの下の浄水器は、専門家を呼ばないとフィルタ交換できませんでした。しかも、出てきたのが浄水じゃなかったという。。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

蛇口に状態表示、これはシンクの上に置くタイプも同じだったのですが、今回のタイプは更にスマートに、付け根部分がLEDインジケーターになっていて、光るようになっていますね。青が浄化水が出ていることを表し、オレンジがフィルタ交換を促している、という具合です。

色々と疑問はあるもののやはり2019年新型モデルで色々と改善されているのは好感が持てますね!ということでこれを買うことにしました。シャオミ公式サイトでは定価2199元となっていますが、、、

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

なんと、シャオミ公式天猫フラッグシップストアでは1899元と300元も安くなっています!時間制限があったため、タイムセールだったのかもしれません。というわけで、こちらにしました!シャオミの公式フラッグシップストアなので、ニセモノを掴まされることもないでしょう(というか、シャオミって価格が高くないので、ニセモノは出にくいと思います)。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

そしてさすがシャオミ、発送されたのは北京、発送先は自宅のある広東省でしたが、注文した翌々日には到着していました。

そして私は野暮用があって出かけている間に、自宅に専門の取付の人が来てくれて、取り付け完了してました。。ので、取付の詳細は全く見ていませんでした。残念。

さて、シンクの下を開けるとこんな感じで浄水器ちゃんが鎮座しております。ででん。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

蓋を開けると、2つフィルタが入っていますね。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

さて、では浄水器500Gの浄化の実力を見てみましょう。そんなときに役に立つのが、シャオミのTDS測定ペンこと、水質調査デバイス。体温計みたいな感じですね。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

“TDS”とは、水の中の水溶性個体の含有量のことを表し、値が小さければ小さいほど水の純度が高い、つまり浄化されていると言うことになります。TDSの基準は実際はもっと細かく分かれていて、0〜50は純度が高く、50〜100は純度が比較的高く、100〜300は純度は普通(一般)、300〜600は水垢ができ、600〜1000は口あたりが悪く、1000以上は飲用に適さない、とあります。これを見ると、1000以下であればいい感じがしますが、実際には100台で水垢はできます。また、私が実際に測った市販のミネラルウォーターなどでもTDS値は50程度です。

というわけで基準値としては、TDS100以上の水は基本的には飲用水には適さない、100以下ならOKという感じがします。

xiaomi-tds-pen

まず水道から出てきたそのものの水を測定してみると、139。。うちはダム湖水源に近いので比較的きれいな方だとは思うのですが、それでもやっぱり飲めませんね。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

ではでは、浄水器を使ってみましょう。この蛇口自体は前もついていたのとそんなに変わらないんですが。。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

蛇口をひねってみるとあら不思議。LEDが青く光ります!かっこいいなあ。そして、ほんのちょっと待つだけで浄水がすぐに出てきます。以前のタイプは、1秒以上待たないとランプが青くならない感じ(というより浄水が出てこない感じ)でしたが、今回のは全く待たずにすぐに浄水が出てくる感じです。代替わりによる技術の進化で、スピードアップの効果を感じました。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

ではでは、測定です。シャオミ浄水器500Gを通った浄水のTDS値は39になっていました。これは、浄水を出して蛇口のインジケータが青くなってからこのくらいの容器にこのくらい水を溜めての数字です。微妙に雑物は残っているようですが、十分飲むことができるレベルということのようです。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

実際にこのTDS値39の浄水を飲んでみましたが、全く無味で雑味もなく、問題なく飲めるレベルです。

さて、アプリで水質チェック!ですが、これはシャオミ公式のmi home(米家)というアプリで、浄水器500Gを追加して行います。本体の蓋を開けて、2つのボタンを3秒以上長押しして(といっても物理ボタンではないのでおさえる感じですが)、ポンポンポン、という音がしてオレンジ色のランプが速く点滅したら準備完了。あとはmi homeアプリが入ったスマホをWi-Fiルータの2.4GHzのSSIDに接続して、浄水器500Gを追加、その後画面に従って浄水器500GのWi-Fi SSID(xiaomi-waterpurifier-xxx)に接続、そしてアプリに戻るだけで自動的に設定完了です。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

あとは水を出しながら実際の水質値(TDS値)をチェックするだけです。で、アプリでやってみてわかったのは、最初はTDS値が高いこと。100近くありました。そして浄水を出していくうちに、時間が経つとどんどん減っていきます。最終的には、最低5まで下がりました。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G →シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

そして5〜7辺りで安定したところで浄水を溜めて、TDS測定ペンで測ってみたところ、11程度でした。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G

ペンで測った数値がアプリで表示されている値の倍?と思いますが、まあTDS値的にはかなり低いレベルでの倍の数字なので、この程度の誤差ならありなのではないでしょうか。日本の病的クレーマーだったらこういう重箱の隅をつつくようなことで苦情にしそうなところでもありますが、まあ私としてはTDS100以下であればそれほど細かいことは気にしないことにします。

ちなみにシャオミ浄水器500GのデフォルトではTDS値が100以下だと青くなるように閾値が設定されています(TDS値100が、飲めるかどうかの境目ということがよくわかるかと思います)が、この値はアプリで変更可能です。他にも、浄水器のファームウェアなんかもこのmi homeアプリでアップデート可能なのが、さすがスマートホームといった感じ。シャオミのルンバみたいな掃除ロボットなんかは、ファームウェアのバージョンアップで見事に賢くなりましたからね。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G TDS測定ペン

しかしよく考えると、水道水がそのまま飲める日本ってどれだけ素晴らしいんだと思いますが、世界でも水道水がそのまま飲める国ってあまりないようです。やはり自衛のためにも海外では浄水器を使うのがよさそうですね。もちろん、大型の桶タイプの浄水やミネラルウォーターを買ってもいいのですけど、うちもずっとそうだったのですが、土曜日は配送がなかったり、切れてもすぐには持ってこなかったり、それよりもわざわざ呼ぶために電話するのが結構面倒なんですよね。

というわけで、やはり水道のところに浄水器がついているのっていいなと思いました。この安心が1899元(約3万1700円程度)、年間で8400円程度(23円x365日で計算)で買えるなら、安いのかもしれません。今後、フィルタ交換のタイミングなども含め、引き続きレポートしていきたいと思います。

いい企業の駐在さんだと浄水器なんてものは普通についているいいサービスアパートメントなどにお住まいかもしれませんが、家に浄水器がなくて、中国で長く常駐される方には、ぜひこのシャオミ浄水器500Gをお勧めしたいと思います。

ちなみに、TDS測定ペンは記事更新現在でもシャオミの公式サイトで購入可能です。39元、安いですね。水の汚れが目に見えるのは安心感があります。

シャオミ 小米 xiaomi 浄水器 500G TDS測定ペン

記事は以上です。

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