2005年、世界で初めてのmicroSDカードが発売された。当時、初めてmicroSDを見た多くの人が、商用ストレージカードの極限を見た気持ちになったかもしれない。指の爪ほどの大きさのものに、100曲の音楽と1000枚以上(但し低画質)の写真が保存できるのだから。そのサイズとの携帯利便性は、ハードウェアメーカーに多くのチャンスと可能性をもたらし、現在までの10年間、MP3プレイヤーからMP4ビデオプレイヤー、そしてスマートフォン、タブレットに至るまでmicroSDカードがストレージデバイスとして用いられ、その容量は10年前の32MBから比べて10,000倍以上、512GBにまで達している。