Digitimesの報道によると、AppleのAシリーズチップの製造を一手に引き受けている台湾企業TSMC(台灣積體電路製造股份有限公司、Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)の従業員の1人が、同社の機密情報を盗み出し、それを転職先の中国企業に渡そうとしていたことがわかりました。これは最も近いうちに発生した、商業スパイ活動未遂事件の1つです。盗み出された情報がAppleのAチップそのものズバリの情報かはわかりませんが、Appleに関わる企業の情報が漏洩すると、Appleにとってはライバルの追撃を容易に許すことになり、当然ながら好ましい事態ではありません。