iPhone SE 2は3月27日のイベントには間に合わない?その原因とは

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最近iPhone SE 2(次期iPhone SE)の噂が続いていて、多くのアナリストが、来る2018年3月27日のAppleのスペシャルイベントでリリース発表されるのではないかという予測を立てていました。しかし、どうやら3月27日にはどうやら間に合いそうもないようです。

iPhone SE 2
iPhone SE 2のシャーシとされる部品のリーク写真

iPhone SE 2はウィストロンが組立独占受注、”Made in India”に

インドのテック系メディアのTekz24の報道によると、iPhone SE 2は”Made in India”のスマートフォンになるということで、全ての組立がインド内で完成するということです。この内容については、既に台湾のサプライヤー内で、AppleがiPhone SE 2の組立は台湾ウィストロン(Wistron、緯創資通)が独占的に受注し、しかもウィストロンは同社のインド・バンガロールに組立工場を立ち上げていて、今後は同社にとって最重要な生産基地の1つとなり、将来5年のうちに更に拡大を続け、生産キャパを2〜3倍にする、という情報は出回っていたため、間違いないと思われます。

“Made in India”があだになって発売が遅れる?

しかしこの”Made in India”であることが、現地の政府の政策やその他の規制によって、もともとのリリース計画が狂わされ、延期せざるを得ない原因にもなっているとのことです。Tekz24は現在も各方面から情報を集め、インド製造のiPhone SE 2のリリース時期を確定するとしています。

もともと3月27日のイベントとは趣旨があわない製品だったかも

確かに、3月27日のAppleのスペシャルイベントは教育分野での発表となり、恐らくiPadとMacシリーズの更新はあるかもしれませんが、もともとiPhoneは少々相応しくなかったといえます。またiPhone SE 2については、特にイベントで発表することなく、PRと共に公式サイトをこっそり更新するというようなやり方を採る可能性もあります。ただ、iPhoneシリーズはこれまで1つの例外もなくしっかりと発表されてはいるので、もしかしたら6月のWWDCなどのタイミングでリリースされるかもしれません。

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インドメディアによるiPhone SE 2のスペック・・・しかし眉唾かも

Tekz24の報道では更に、iPhone SE 2のスペックにも触れています。iPhone SE 2はA10プロセッサと2GBのRAM、そして32GBと128GBの2種類の内蔵メモリ容量展開となり、1,700mAhのバッテリーを搭載、ディスプレイは4〜4.2インチで、初代iPhone SEでは削られた3D Touch機能を追加しているということです。デザインも初代に似たものとなりますが、背面がガラスになってワイヤレス充電機能を追加するということも記されていて、この部分は今までの噂通りです。

ただ、これらのスペック情報には疑わしき点が複数あります。例えばプロセッサがA10というのはちょっと変で、初代iPhone SEがリリースされた際は当時最新だったiPhone 6sのA9チップを搭載していました。というわけで、直近に次世代iPhone SEがリリースされるのであれば、現行最新のiPhone X/8シリーズのA11チップが搭載されていないと不自然、ということになります。また、iPhone SE 2のディスプレイサイズが4.2インチというのも不自然な数字です。わざわざiPhone SE 2のために特別なディスプレイサイズを採用するのは、デベロッパにとっては重荷です。更にもし全画面ディスプレイになったとして、Face IDを搭載するとなると、iPhone SEの最大の特徴としての”廉価”を達成することができるのでしょうか?

ということで、現在はまだ確定した情報はありませんが、いずれにせよAppleでiPhone SEの後継機が計画されているのは間違いないと思われます。4インチiPhoneはいまだにそのコンパクトなサイズ感から根強い人気を誇っていますし、私自身も使っているほどです。今後も新たな情報が入り次第お伝えします。

記事は以上です。

(記事情報元:Tekz24 via BGR

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