昨日、ベンチマークアプリとしては世界でも2強のうちの1つ、中国のAntutu(安兔兔)が、2017年6月のモバイルデバイスの性能ランキングTOP 10を発表しました。
今回のランキングでは、一挙に中国国産Android陣営が強烈な勢いを見せました。これは正に6月に一気にラインナップが揃ったSoCのSnapdragon 835フラッグシップチップの到来によるもので、これまでずっとトップを保ってきたiPhone(iPhone 7 Plus)を一気にその足元に追いやってしまいました。
全体のランキングの中で、リリースされたばかりの中国国産スマホメーカーの端末、One Plus(中国語では”一加”)5がトップとなり、平均ベンチマークスコアが181879ポイントとなっています。2位も中国国産でNubia Z17となっています。3位は台湾のHTC U11となっていて、1〜3位の差は僅差となっています。
そしてこれまでずっとトップを保ってきたiPhone 7 Plusは先月は6位に下がってしまい、iPhone 7は8位になりました。5位にも中国国産スマホのシャオミ(小米)6が入っており、中国国産スマホメーカーの進化と躍進が改めて浮き彫りになった形となりました。日本人的には、7位にSonyのXperia XZ Premiumが1つ入っていることで、まだ少し浮かばれたというところでしょうか。。
なお、iOS陣営だけを見てみると、新発売の10.5インチiPad Proがトップとなり、222824というスコアは2位のiPhone 7 Plusに5万ポイントの差をつけています。
しかし今回特筆すべきは何といっても数年前は全く無名だった中国国産メーカー、One Plusのデバイスがトップになったことでしょう。1年に1回のモデルチェンジしかしないAppleにとっては、発売後半年以上経つとさすがに追いついてくるメーカーが増えてくるのは必定としても、中国国産メーカーのスマホがここまでいい性能をたたき出してきて、その上価格も半額またはそれ以下となればうかうかしていられない、ということになります。
ちなみにAndroid端末のみのランキングTOP 10は以下の通りです。
ただ、6月でトップに躍り出たOne Plus 5。。見れば見るほどiPhone 7 Plusにそっくりですよね。。特に中国国産スマホのデザインはAppleのiPhoneを踏襲することが多いのですが、最近はそれが顕著な気がします。
記事は以上です。
(記事情報元:WeiPhone)