iPhone 6s Plusと比較するとびっくり!9年前の初代iPhoneで今流行りのサイトを見るとこうなる

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先日当ブログでも書いたが、初代iPhoneがAppleの故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)によって発表されてから9年が経った。

Appleは2007年に初代iPhoneをリリースした。初代iPhone(Original iPhone、1st gen iPhone、iPhone 2Gとも呼ばれる)は、3.5インチで320×480という解像度のタッチパネルディスプレイを搭載し、画素密度は163ppiだった。当時初代iPhoneはまるでメガトン級の爆弾のように携帯電話業界に投下され、そして現在でも多くのメディアに”時代を変えたデバイス”として幾度となく振り返られている。現在のiPhoneに比べてそれほど売れた端末ではなかったが、間違いなくエポックメイキングな端末であった。

さてそんなiPhoneもiPhone 4の時代になるとRetinaディスプレイを搭載し、初代iPhoneはiPhone 4のディスプレイに比べると大きさは同じでも非常に古くさいものに思えたものだ。そして現在はiPhone 6sの時代、ディスプレイも大きくなり解像度もよくなるばかりだ。

iPhone2G_iPhone6sPlus

では、当時の初代iPhoneで、現在流行りの最新のウェブサイトを閲覧するといったいどんな後継になるのだろう?Medium.comにてLuc Luxtonが面白い比較投稿をしているので紹介しよう。

比較は初代iPhoneと、現在最新機種のiPhone 6s Plusによって行われている。なお、以下の画像の左側に使われているのが初代iPhone、右側がiPhone 6s Plusだ。初代iPhoneのiOSには、初代iPhoneに搭載できる最後のバージョン、iOS 3.1.3を用いたという。そして接続には自宅のWi−Fiを使ったとのこと。

Medium.comでの比較

iPhone2G_iPhone6sPlus_medium.com

Luc Luxtonの投稿が載っているMedium.comのトップページは2つの新旧の機種の違いが鮮明に現れたサイトとなった。初代iPhoneでは左上のロゴも表示されていない。なお、サイトを開くのにかかった時間は初代iPhoneが32.97秒、iPhone 6s Plusは1秒以下。

 

The Vergeでの比較

iPhone2G_iPhone6sPlus_The-Verge

The Vergeも初代iPhoneではかなり表示が崩れてしまう。ある意味芸術的だが、なんだかニコ動を見ているようだ。そしてサイトを開くのにかかった時間の差が凄まじい。初代iPhoneが3分36秒に対して、iPhone 6s Plusは2.8秒だったという。

 

The New York Timesでの比較

iPhone2G_iPhone6sPlus_The-New-York-Times

ニューヨーク・タイムズは意義のある比較だ。というのも9年前にスティーブ・ジョブズがMacWorldで初代iPhoneを発表したときに、このニューヨーク・タイムズにSafariでアクセスするデモを行ったからだ。最初からモバイルフレンドリーにできているニューヨークタイムズ。アクセスにかかった時間は初代iPhoneが56.4秒に対して、iPhone 6s Plusは2.7秒。56.4秒は9年前のデバイスにしては上出来だ。

 

The New York Timesデスクトップ版での比較

iPhone2G_iPhone6sPlus_The-New-York-Times_desktop-site

実はスティーブ・ジョブズが表示していたのはこのデスクトップ版だったとのことで急遽比較を追加している。初代iPhoneでは表示に2分2.83秒かかったとのことだが、一旦表示が完了するとスムーズだという。なお、iPhone 6s Plusでは1.02秒で表示されたという。

 

Facebookでの比較

iPhone2G_iPhone6sPlus_Facebook

Facebookが最も9年前のデバイスである初代iPhoneと現在最新のiPhone 6s Plusの表示の差が小さいサイトとなった。また表示時間も早く、初代iPhoneでも5.9秒で表示されたという(iPhone 6s Plusでは1秒以下)。

 

画蛇添足 One more thing…

さすがに9年も前のデバイスでは現代のサイトをまともに表示させるのは難しいのは理にかなっているとはいえ、しかしFacebookを除いて現在のサイトがいかに新しい機種の表示や通信・処理性能に頼って作られているかがわかる結果となったのではないだろうか。

 

初代iPhoneはGSM方式だったため日本では使えず発売されなかった。私は中国でアメリカからの輸入品を手に入れ、脱獄・SIMロック解除して使っていた。当時日本では使えなかったためか日本語での情報が極端に少なく、そのため自身で方法を調べて備忘録的に残していたのがこのブログの方向性を決定づけたこともあるので、私にとってもエポックメイキングな端末だった。それを懐かしく思い出す今日この頃である。ちなみに私の初代iPhoneは、iPhone 3Gに買い換えた後あげた人が中国のタクシーの中に置き忘れてしまって、それ以来出てこない。。それなりに綺麗なまま使っていただけに、今考えるともったいないことをした。

記事は以上。

(記事情報元:Medium.com

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