サプライヤの2019年後半のiPhone生産計画は7500万台、新型iPhoneは現行より売れる?

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Bloombergによると、Appleのサプライチェーンは現在、今年下半期に最大7,500万台のiPhone用の部品を生産することを目指していると報道されています。この生産目標は、最近の販売台数の減少が平均価格の上昇によってほぼ相殺された後、Appleが今年のiPhone需要が安定することを示唆しています(予測に過ぎませんが)。

iPhone2019_lineup_mockups

GF SecuritiesのJeff Pu氏によると、今年後半のiPhoneの出荷台数が7,400万台まで上昇すると見積もっていて、これは同氏による昨年後半の予測販売台数6,900万台から7%増加しています(TF International SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏は、昨年後半のiPhoneの販売台数を7500〜8000万台と予測していました)。今年の販売台数は昨年1年の不確実性の後に安定化の兆しを見せるかもしれませんが、しかし過去の2桁成長率からは程遠いものです。

Bloombergによって示されたサプライヤーが7500万台の生産を計画しているということは、Appleがそれほどの台数を確実に売ることを示しているものではありません。サプライヤーはまた、Appleによる需要の増加が伝えられた際に、8000万台分を生産するキャパシティを擁していると報告されています。そしてこれまでの通り、Appleは新しいiPhoneの発売後その需要を評価し、それに応じて生産量を調整します。これで生産調整が入ってぐっと生産台数が落ちるとサプライヤーにとってはたまったものではありませんが。。

Appleは最近、四半期決算発表でiPhoneやその他の製品の販売台数の公表を中止したため(その理由は言わずもがなですね)、アナリストなどがこれらの数字を時系列で追跡することを難しくし、公表された収入金額と推定平均価格に基づいて販売台数を計算することを求められています。

今年の新しいiPhoneは現在のラインナップに非常に似ていると噂されています。同じディスプレイサイズのiPhone XS、XS Max、XRの後継機で、iPhone XI(iPhone 11シリーズ)と噂では呼ばれています。最も明白な外部の違いは、正方形のバンプ(突起部)に収納され、iPhone XS とXS Maxの後継機が現在のデュアルレンズ(2枚)から最大トリプルレンズ(3枚)に増加され、iPhone XRの後継機がシングルレンズ(1枚)からデュアルレンズ(2枚)に変わることくらいです。

外観的にはあまり変わり映えがせず、またカメラがアップデートされても他のAndroidメーカーに適わない2019年モデルの新型iPhoneがどこまで健闘するかわかりませんが、個人的には大したアップデートがなく、しかも現行の非常に高いiPhone XS/XS Max/XRと同じ値段で販売されると、大中華圏での売上げはますます下がり、7500万台の販売は難しいのではないかと思います。いずれにせよ販売台数はAppleが公表しなくなったので推測で判断するしかなくなってしまいましたが、サプライヤーからの情報や、販売店舗やキャリアなどの業績発表や人気ランキングなどによって、ある程度どのモデルが売れているのかの傾向を知ることはできますね。

記事は以上です。

(記事情報元:MacRumors

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