Appleが10月末に発表した新型Mac miniと新型MacBook Airですが、同時にAppleだけが販売しているMac対応のeGPU(外付GPU)、BlackmagicのeGPUの上位版、BlackMagic eGPU Proが11月に販売されることも発表され、Apple公式サイトにも早くも製品情報が登場していました。しかしどうやら販売が12月に延期になってしまったようです。
しかし、本日米国のAppleの公式サイトのBlackmagic eGPU Proのページでは、その販売時期が12月に延長されています(Coming December。昨日まではComing Novemberになっていました)。本日は11月末日ですが、まだ販売開始されていないことからも明らかです。
日本のAppleの公式サイトのページでは、まもなく登場となっていますが、こちらは時期さえ書かれていません。日本の方が米国よりも販売開始が遅くなるかもしれませんね。
Blackmagic eGPU Proはパワフルな8GB HBM2メモリを搭載したRadeon RX VEGA 56が搭載されていて、ワークステーションクラスや現行でMacの最高峰フラッグシップモデルであるiMac Pro並のグラフィック処理の性能が発揮できるようになります。また、ディスプレイポートも付いているため、直接eGPUから外部ディスプレイに出力することも可能です。動作にはオペレーティングシステム : macOS 10.14 Mojave以降が必要となります。
Blackmagic eGPU Proの特徴は以下の通りとなっています。
- Thunderbolt 3を搭載したすべてのMacに対応
- Radeon RX Vega 56グラフィックプロセッサ(8GB HBM2メモリ搭載)
- Thunderbolt 3ポート x 2
- USB 3ポート x 4
- HDMI 2.0ポート
- DisplayPort 1.4ポート
- 85Wの電力供給
- 高さ : 29.44 cm
- 長さ : 17.68 cm
- 幅 : 17.68 cm
- 重量 : 4.5 kg
Appleは今のところ、販売が12月になるとは書いていますが、それ以上の詳しい日程を公開していません。
いずれにせよ、このBlackmagic eGPU Proを使用すると、Thunderbolt 3を搭載したMacであれば、MacBookでもMac miniでもiMac Pro並のグラフィック処理能力を得られることになります。既に販売されているBlackmagic eGPUでさえ私にとってはさすがに完全にオーバースペックなので購入の予定はありませんが、既にThunderbolt対応ディスプレイかMacBook Proをお持ちで、お仕事のために非常にハイスペックなMacが必要なクリエイティブなプロの方々にはこのBlackmagic eGPU Proは嬉しい製品かと思いますが、ただ、単体で149,000円(税別)もします。。すごいですね。
今回の販売延期の理由についてはよくわかっていませんが、GPUの製造が追いついていないのかもしれません。または、下位版のBlackmagic eGPUとのカニバリゼーションを気にして少し販売時期をずらしているのかもしれません。
記事は以上です。
(記事情報元:9to5Mac)