Appleは現在Apple Watchを初代からSeries 8まで毎年更新してきており、今年9月にはApple Watch Series 9が発表されるとみられています。そして来年は順当にいけばSeries 10になるところですが、そこはさすがApple、iPhoneと同様Apple Watch Xのリリースを計画しているようです。
Apple WatchはiPhone Xと同様Xモデルがリリースされる予定
Appleはかつて、iPhoneを初代、3G、3GS、4、4s。。。とリリースして、途中で7はsシリーズが出ませんでしたが、毎年更新してきました。そしてiPhone初代発売から数えて10年目の2017年に8シリーズと共に10周年記念モデルとしてiPhone Xをリリースしました。iPhone XはホームボタンをなくしてFace IDを初めて取り入れた未来的なiPhoneでした。そしてそのデザインの流れは現行最新のiPhone 14まで受け継がれていて、来月リリース予定のiPhone 15にもそのまま採用される予定です。
そしてApple Watchについては来年2024年に初代発表から10周年を迎えます。Appleは来月Apple Watch Series 9をリリース予定ですが、来年か再来年にはiPhoneと同様10周年記念モデルとしてApple Watch Xをリリースする計画があるとBloombergでMark Gurman氏が述べています。
Apple Watch Xではデザインに大幅な変更が!?そのために犠牲も。。
Apple WatchはSeries 4以来(極端にいえば初代以来)、殆どそのデザインを変えずにSeries 8までリリースされてきました。しかしApple Watch Xではそのデザインにメスが入れられ、より薄いWatch本体ケースが採用されるのではないかとみられています。
現在薄い本体ケースにできない理由は、現行のWatchバンドにあるといえます。現行のWatchバンドは初代から変更されておらず、現在も共通で使うことができます。初代からの現行Watchバンドは、側面からスライドしてロックして取り付ける機構ですが、その機構そのものがWatch本体ケース自体の大きさに影響するため、これ以上薄くできないのです。
そのため、Appleは磁気によるバンド取付機構の採用を検討しているということです。それによって、バンドの新旧の互換性はなくなると思われますが、Appleが本体の新しいデザインのためなら過去の遺産を切り捨てるというのは、かつてiPhone 5でこれまでの30ピンケーブルを捨てLightningケーブルに変更されたのが記憶に新しいですね。今年のiPhone 15ではUSB-Cコネクタに変更されるのではないかともいわれています(iPhone 5からの10周年ということもあるかもしれませんが、EUでの規制の影響が原因として大きいと思われます)。
Apple Watch発売10周年は再来年。。でもナンバリングでは来年がXイヤー。さてどうするApple?
Apple Watch Xは、もし発表10周年記念であれば来年2024年がApple Watch Series 10の年になります。ただ、Apple Watchは2014年に発表されたものの、実際の発売は2015年からでした。もし発売10周年ということであれば2025年がApple Watch Xの発売年ということになります。Xが10の意味だと考えれば、本来であれば来年2024年にリリースされるのが順当な感じがしますが、さてどうするApple?という感じがします。ハイエンドであれば既にApple Watch Ultraも昨年リリースされていて、あまりセンセーショナルな感じにはなりそうもないですが。。ベゼルの形状が変わってきたりしたら面白いですが、それはデベロッパーにとっても大変なので、やらないかもしれませんね。
そしてApple WatchはこれまでSeriesという名前がつけられていましたが、Apple Watch Xからはそれがなくなってそのまま数字でナンバリングされていくかもしれません。正直打つ側からしてみてもSeriesをとってもらった方がありがたいですし、またAppleのこれまでのiPhoneのナンバリングからしても、Seriesがない方が自然といえます。
記事は以上です。
(記事情報元:Bloomberg)