Appleは日本時間本日2019年9月26日未明に、Mac用OS、macOS Mojave 10.14.6追加アップデート2をリリースしましたが、リリースノートの内容ではmacOSのセキュリティが改善されているということでした。去る10月2日にその具体的なセキュリティ修正の内容が公開されたのでお知らせします。
macOS Mojave 10.14.6 追加アップデート2の内容・修正点、リリースノート
以下がAppleによるmacOS 10.14.6追加アップデート2のリリースノートです。
macOS Mojave 10.14.6追加アップデート2をすべてのユーザに推奨します。このアップデートを適用するとmacOSのセキュリティが向上します。
このアップデートについて詳しくは、こちらを参照してください: https://support.apple.com/kb/HT209149
引用元:Apple
修正された具体的なセキュリティ問題
Appleの公式サイトによる、10月2日に公開されたmacOS Mojave 10.14.6 追加アップデート 2の詳細なアップデート内容の説明のうち該当部分の抜粋は以下の通りです。修正されたのは、Google Project Zeroのセキュリティ研究家達が発見した、任意のコードを実行されてしまうセキュリティ脆弱性のようですね。
macOS Mojave 10.14.6 追加アップデート 2、セキュリティアップデート 2019-005 High Sierra、セキュリティアップデート 2019-005 Sierra 2019 年 9 月 26 日リリース Foundation 対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14.6 影響:リモートの攻撃者により、アプリケーションを突然終了されたり、任意のコードを実行されたりする可能性がある。 説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。 CVE-2019-8641:Google Project Zero の Samuel Groß 氏および Natalie Silvanovich 氏 このアップデートをインストールすると、macOS のビルド番号は以下の通りになります。 macOS 10.14 Mojave:18G103 macOS 10.13 High Sierra:17G8037 macOS 10.12 Sierra:16G2136
全てのユーザにアップデートが推奨される
上記の脆弱性は、わざわざAppleが追加アップデートを出すくらいですので、深刻度が高いといえます。全てのmacOS Mojave 10.14ユーザはこのパッチを適用しておいた方がいいでしょう。
システム環境設定からOTAアップデート可能
macOS Mojave(macOS 10.14.6)からのアップデートの場合は、システムアップデートがシステム環境設定の中に入っています。そこからアップデートしましょう。 追加アップデートの割に、今回のアップデートパッケージサイズは非常に大きいです。MacBook Pro 13inch 2018モデルでmacOS Mojave 10.14.6からの追加アップデート2パッケージサイズは1.25GBもありますので、時間に余裕を持ってアップデートをするようにした方がいいかもしれません。1時間くらいはみた方がいいと思います。再起動も必要なので、寝る前に更新をかけておく、などしておいたほうがいいかもしれませんね。
記事は以上です。