Apple Inc.(APPL)の株価は先週金曜に142.27米ドルとなり、1週間で1.42ドル(約0.9%)上昇した。そして2017年のダウ・ジョーンズ工業株30種のうち、Appleは最も優秀な成績を残している。
Apple株価、2017年ダウ工業銘柄30種で一番の伸び、2位のボーイングと大きな差をつける
先週金曜の時点でAppleの株価は年初から22.84%上昇し、2位のボーイング社の上がり幅は15.87%に止まっていて大きな差をつけられている。またApple株は木曜日は140.68ドルだったのが142.44ドルまで一日で一気に上昇し、これは先週のAppleの株価の変化の中でも最も伸びがよい日となった。
iPhone発売10周年の2017年はAppleにとってチャンスの年
Appleにとっては、今年は彼らが更に株価を伸ばすのに最良の機会だ。既に当ブログでも複数の記事でお伝えしているとおり、今年Appleは3種類の新型iPhoneをリリースする予定だ。もしこれらの新型iPhoneの売れ行きがよければ、Appleの株価は更に一段と飛躍するのではないかとみられている。
金融機関や投資機構はApple株価を楽観視
少なからぬ金融機関や投資機関がAppleの今年の成績に相当な楽観視をしており、更に期待を寄せている。彼らはAppleの株価の期待値を常に上げ続けていると同時に、相当の地位にいるアナリスト達がAppleのサービス業務の今後の伸びに期待している。
これからも期待され続けるApple
Appleの株価は過去52週間で、89.47ドルから140ドルを超えるまでに跳ね上がった。昨年90ドルを割り込んだときにはAppleも終わりかといわれたが、そこからかなり短期間で劇的な急成長を続けていることになる。
今後のAppleも、iPhone以外にハードウェア、OSそしてサービス業務上でも、何らかの新しい商品が出ることが期待され、噂されている。例えば新しいMac、更に機能を大幅にアップしたApple Watch、新しいiPad Pro、iOS 11やmacOSの最新版など。そして自動運転システムの開発を行っていることも明らかになり、人工衛星を打ち上げようとしていることもニュースになっている。
小龍的にはこう思う:Appleの株価ピークは今年?
Appleはティム・クックCEOになってからはイノベーティブな製品は出せていないが、その期待を集めて株価をあげ、企業価値を上げることに成功している。またハードウェアを入り口としたエコシステムでの顧客の囲い込みに成功し、その中で莫大な富を生み出すサービス業務(iCloud、Apple Musicなど)を回す仕組みは、今後もiPhoneが売れ続ける限りは続いていき、株価も上がっていくだろう。
ただ、個人的には今年のiPhone発売10周年記念アニバーサリーモデルとされる【iPhone 8(iPhone X、iPhone Edition)】がiPhoneによる株価のピークではないかと思っており、それ以降はやはりiPhoneに代わる新しい製品を生み出せないと厳しいだろう。
記事は以上。
(記事情報元:威锋网)