Appleは日本時間本日2021年9月14日未明(午前2時頃)に、iPhone用OS、iOS 14.8/iPadOS 14.8をリリースしました。一つ前のバージョン、iOS 14.7.1リリース(2021年7月27日)から3週間でのリリースとなり、iOS 14.7.1は比較的長くもったことになります。
今回アップデートされたのは、緊急バグ修正のみが目的です。そのために小数点1桁アップデートをするというのがよくわかりませんが(本来機能の追加アップデートがされた場合小数点1桁アップデートがされるのが普通)、それほど重要なセキュリティアップデートだと捉えることもできます。
iOS 14.8/iPadOS 14.8アップデートの内容・修正点、リリースノート
AppleによるiOS 14.8/iPadOS 14.8のアップデートの詳細リリースノートは、以下の通りです。非常に簡素ですね。iOS 14.7.1の時のように空白、ということはさすがにありませんでしたが。。笑 なお、なんと今回から、アイコンが変わっています!それがどうした。。ですが、歯車からこれに変わったのはiOSの歴史でも初めてのことです。ちょっとびっくりしました。まあ、それだけなんですが。。笑
このアップデートには重要なセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/kb/HT201222
iOS 14.8/iPadOS 14.8の主な変更点
iOS 14.8/iPadOS 14.8でのアップデートは、リリースノートにもあるとおり、単純にセキュリティアップデートとなっています。突然のリリースであることから、全てのユーザにアップデートが推奨されます。
(追記)
iMessageにおける重大な脆弱性が修正されるようです。日経に出ていました。
イスラエル企業が開発したスパイウエアを使った攻撃に悪用された場合、利用者が気付かないうちに端末が乗っ取られていたおそれがある(引用)
とのことでこれは恐ろしいですね。できるだけ早めにアップデートすることをお勧めします。
Appleの他のOSも同時にアップデートを推奨
iMessageに共通する脆弱性のため、iOS 14.8/iPadOS 14.8と同時に、以下のAppleの各OSもアップデートされています。お持ちの方はできるだけ早めに更新することをお勧めします。
- watch OS 7.6.2(こちらはなぜか小数点2桁アップデート。。)
- MacOS Big Sur 11.6(こちらは小数点1桁アップデート)
アップデートはOTAで可能
iOS 14.8/iPadOS 14.8へのアップデートは、端末の設定>一般>ソフトウェアアップデート、或いはiTunesから可能です。なお、アップデートパッケージのサイズはさすがにバグ修正だけなのであまり大きくなく、私のiPhone 12 Pro MaxではiOS 14.7.1からのアップデートパッケージは312.4MBとなっています(とはいえ前回のiOS 14.7.1アップデート時の3倍近くあります)。
アップデートにかかる時間はデバイスやネットワーク環境などによって変わりますが、アップデート実行中には作業ができなくなるので、できるだけ時間に余裕を持って行いましょう。また、安定したWi-Fiが入るところで充電をしながら行うのが確実です。一番いいのは寝る前にダウンロードして、その後インストール(アップデート)指示をしておくことですね。
最新ハードウェアiPhone 12シリーズ/iPhone SE 2/iPad Pro/iPad Air 4/iPad 8用を含む、iOS 14.8/iPadOS 14.8オリジナルファームウェアのダウンロードはこちらから
最新の【iPhone 12 mini/iPhone 12/iPhone 12 Pro/iPhone 12 Pro Max/iPhone SE 2/iPad Pro/iPad Air 4/iPad 8】用も含め、iOS 14.7.1のファームウェア(OFW)のダウンロードリンクはこちらです(順次アップデート予定)。
基本的にはiOSは最新バージョンにしか復元できないようになっていますが、先にファームウェアをダウンロードしておいて複数台をアップデートする、或いは一つ前のiOSでSHSHが発行されているバージョンへのダウングレードやバージョン維持復元の用途でお使いいただけると思います。
記事は以上です。