Apple、11月10日にタイで初めてのApple Storeをバンコク・ICONSIAMにオープンすることを正式発表

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Appleが正式に、来月タイで最初のApple Storeを開業することを発表しました。場所は首都・バンコク都にまもなくオープン予定のショッピングセンター、ICONSIAM(アイコンサイアム)です。チャオプラヤ川沿いの西側の中心の位置にできる最新かつタイ最大の巨大超高級ショッピングセンターにオープンするということで、バンコクでも注目が集まっています。なお、アイコンサイアムには中核テナントとして高島屋が入ります。

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「Apple Iconsiam」詳細情報

本日、AppleのタイのRetail(小売り)のページに、タイで初めてのApple Store、「Apple Iconsiam」に関する情報が公開されました。11月10日の午前10時に開業するということです(10.11.18はタイの書き方で、日・月・年の順番の並び方です)。

Apple-Store_Thailand_Bangkok_Iconsiam

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  • 所在地:299 ซอยเจริญนคร 5, Charoen Nakhon Rd, Khwaeng Khlong Ton Sai, Khet Khlong San, Krung Thep Maha Nakhon(Bangkok) 10600 Thailand
  • 電話:+66-2-055-9600
  • 営業時間:10:00〜22:00

「Apple Iconsiam」のロゴデザインはタイ語の文字から来たデザイン

最近の日本のApple Storeと同様、Appleはタイ・バンコクのApple Store用にも特別なデザインのAppleロゴを店舗の工事現場やサイト上の壁紙として張り出し、出店を記念しています。ロゴは、タイ語の文字の特徴をうまく活かしていて、さすがとApple、と思わせるデザインといえるでしょう。

Apple-Store_Thailand_Bangkok_Iconsiam

タイで初めてのApple Storeは随分長い間準備されてきました。以前当ブログでもお伝えしたとおりです。

今回ICONSIAMが10月9日に180ものブランドを収めてオープンすることから、Apple Storeもオープンの運びとなったようです。ただ、Apple StoreのオープンはICONSIAMのオープンの次の日となります。

タイでは初めてのApple Store、これでiPhoneの普及に拍車が?

個人的にも最近タイ・バンコクに行くことが多いのですが、基本的にApple製品の修理はこれまでAppleの受託を受けたところか、BTSシーロム線の終着駅、National Stadium駅に直結しているMBKの4階などの巨大な電子製品売り場にある店舗などで行うしかありませんでした。今後は正規のApple Storeができることで、より安心して修理に出せるようになると思われます。また、タイでの新機種のリリースは他国よりも遅れがちでしたが、今後は他の第一弾発売国と並んで最初にリリースされるようになるかもしれません。またタイ国内でのiPhoneの販売価格が下がり、そのことによって普及に拍車がかかることも期待されます。正直、まだまだタイ人にとっては最新のiPhoneの価格は高いものです。一定の普及率はありますが、旧機種を使っている人が多いなというのが個人的な感想です。

チャオプラヤ川西側のICONSIAMは交通が不便、また大多数のバンコク在住日本人にとっては遠いのも難点

ただ、ICONSIAMは上記の地図で見てもわかるように、バンコクの便利な交通システム、BTSの最寄り駅、シーロム線(Silom Line)のクルン・トンブリー(Krung Thonburi)駅から1km以上も離れています。暑いタイでは歩くにはなかなかかったるい距離です。今後クルン・トンブリー駅からモノレールのゴールドライン(Gold Line)ができて、ICONSIAMに行けるようになるということですが、それでも不便であることには変わりがありません。

今回タイで初めてのApple StoreができるICONSIAM自体は、高島屋も500ブランドをひっさげて入るくらいで、確かにタイ最大となる超高級ショッピングモールなのですが、チャオプラヤ川の東側にあるバンコクの中心地に住む人達にとって、チャオプラヤ川の西側=トンブリーは敬遠される傾向にあります。もともと、トンブリーは現在のチャクリー王朝の1つ前のトンブリー王朝の首都だったところで、いわゆる現在のバンコクの中心地(チャオプラヤ川東側)からは離れています。またBTSシーロム線も、シーロム界隈に住んでいる人なら直接乗れますが、スクンビット線沿線居住の人は、サイアム駅まで行ってから乗り換えなくてはなりません。そんなわけで、やはりチャオプラヤ川東側の住民にとっては、交通の便が悪いこともあって西側は遠いのです。当然、当事者は新しい商圏ができると息巻いているかとは思いますが、わざわざそこに出かける価値を作らない限り、難しいでしょうね。Apple Storeはその吸引力となるでしょうか?

7万人いるといわれているバンコク在住日本人のうち、大多数はスクンビット(Sukhumvit)界隈、つまりスクンビット通りのうち、BTSスクンビット線のアソーク(Asok)駅からオンヌット(On nut)駅あたりに固まって居住しています。その人達にとっては、BTSスクンビット線のアソーク駅直結のTerminal 21や、プロムポン(Phrom Phong)駅直結のエンポリウム(Emporium)かエムクオーティエ(EmQuartier)あたり、またはサイアム駅のサイアムスクエア(SIAM SQUARE)かサイアムパラゴン(SIAM PARAGON)、そしてアイコンサイアムができるまではバンコク最大・タイ最大のショッピングモールで、チットロム(Chit Lom)駅近くのセントラル・ワールド(Central World)あたりにできてくれると便利なのになあ、という気がします。2店舗目はぜひスクンビット地区かサイアム地区に作ってほしいですね(切実に。笑)。

記事は以上です。

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