Appleは新たにインド市場の開拓に余念がないが、現地生産と現地での部品調達が必要というインド政府からの条件について、インド政府との交渉を行っており、これには非常に長い時間がかかっている。
そして今回、Appleは今年遅い時期にiPhoneをインドで直接販売が可能になるが、オンラインストアでの販売のみになるというニュースが入ってきた。
インドの≪THE ECONOMIC TIMES≫の報道によると、Appleは今年の遅い時期にAppleの自社オンラインストアで直接インドでiPhone SEを販売するもようで、インド国内で販売されるiPhone SEは、インド政府の要求を満たすためにインド現地生産のものになるようだ。
インド市場の潜在需要を見越して、Appleはインド政府と「直接インドでiPhoneを販売する権利」について交渉を続けてきた。3月のウォールストリート・ジャーナルの報道では、Appleは4〜6週間以内にはインドでiPhoneの製造を始めるという情報もあった。ちなみにインドでのiPhone SEの製造を担当するのはAppleの3つの組立委託先のうちの1つ、台湾のウィストロン(Wistron、緯創資通)で、今月にはバンガロールの工場で試作が開始されるというニュースがあった。
上記の報道によれば、AppleはオンラインストアでiPhoneの直接販売を開始後、5年〜10年かけてインド国内に4〜5のApple直営店(アップルストア、Apple Store)を開店する計画がある。またAppleはインドで約40万台のiPhone SEを生産するという。具体的なオンラインストアでのiPhone SE販売開始時期については、10月下旬になるのではないかと上記の報道では予測されている。
なお、当ブログでこれまでお伝えしたAppleのインドでの販売や製造に関するニュースは以下の通り。
記事は以上。
(記事情報元:THE ECONOMIC TIMES)